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個別メモ
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【第1837回】 地域保健実習報告集編集(2011年4月5日)
- 報告集編集作業で大変なこととしては,受け入れ先からいただいたコメントを入力することは勿論だが,実は報告順序を決めることが最大の難関かもしれない。もっとも,条件としては,5つの時間枠に適切に割り振ることと,似たテーマの実習がなるべく連続でできるようにすることだけなので,自動化できそうな気がしないでもないが,今のところ手作業なので,大変なのだ。学生個々から上がってきたレポートをcompileすること自体は,Wordのフォームをダウンロードして入力してもらうスタイルにしてからは,余白が違ったりフォントが違ったりということが減った(ゼロではないのが不思議)ので,そこで困ったり時間がかかったりはしないのだが,その前の順番を決めるところが難しい。
- 久々にPeronicaのア・トリコロール・サマーを聞きながら出勤中。何曲目かの寺尾伴内氏がボーカルを取っている曲が,ナイアガラトライアングルとかBOXのような雰囲気で意外に良いことに気付いた。
- 一昨日付けの森山さんの日記にある,仁和地震の再来可能性は,恐ろしい指摘だ。恐れていても仕方ないので,できる備えをしておくしかないが。首都機能の一部を札幌に移転しておくといいかも。
- メール内のいくつかのフォルダに古いメールが溜まり過ぎ,表示に時間がかかって仕方がないので,別にフォルダを作って2010年までの分を振り分けた。Sylpheedはこういう操作もやりやすくていい。
- ソロモン諸島でやったワークショップのProceedings作成中に気付いて,Proceedings原稿では直したのだが,ある発表者の肩書きが間違っていたのを,2011年2月のソロモン諸島往還記では直しそびれていたことに気付いて修正した。
- とよだで昼食を食べながら,矢部孝・山路達也『マグネシウム文明論:石油に代わる新エネルギー資源』PHP新書,ISBN 978-4-569-77561-6(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。太陽光励起レーザとマグネシウム空気電池のみならず,著者はペガサス浄水化システムという海水や汚水を特殊な方法で蒸留して真水にする機械と,CIPという計算アルゴリズムを発明していて,とくに前者はマグネシウム循環社会の実現へのロードマップの第一段階に位置づけられており,既にアジア諸国への導入が進んでいるそうだ。100億円あればペガサス浄水化システムで10万トン/日の真水を海水から作るプラントができるとのことなので,孫正義氏に話を持ちかけたらいいかも。また,既に宮古島から導入の話が来ているそうなので,ヒロインの故郷の話にして,松岡圭祐に『万能鑑定士Q』のシリーズで取り上げてもらえば,一気に有名になるかもしれない(VIII巻で出てきた詐欺話と違って,これは本当の淡水化装置らしいので,後味がいいストーリーになりそうだし)。一方のCIPは,FortranとCのコードが公開されているし,そう長いものではないが,CRANには入っていないようだった。Rでは遅いかもしれないが,移植してもいいかも。
- 昼過ぎから学生実習。Rcmdrを使ってデータを視覚化してもらう。入力ミスも見つかり修正できた。subsetの作り方と合成変数の作り方も説明したので,暫く一人でできるはず。
- エア・ニウギニが増便してくれたのは,ソロモン諸島調査者にとって喜ばしいニュースだが,今日の昼を過ぎても通知がないということは,基盤Aはダメだったようで残念だ。そうだとしても,計画をもっと練って,2月までのデータを解析して論文をたくさん出してから,秋の申請で再チャレンジするつもりではあるが。
- Amazonから,Jonathan Friedlaender (as told to Joanna Radin) (2009) "From anthropometry to genomics: Reflections of a Pacific fieldworker", iUniverse, Inc., ISBN 978-1-4401-7672-2(Amazon | bk1 | e-hon)が届いた。1960年代の"Harvard Solomon Islands Project"の頃からの想い出話が語られていて面白そうだ。
- R-develに歴史人口学者の(だと思う。Penn. StateのJim Woodと一緒に中世ヨーロッパの人口分析をしていた記憶がある。麗澤大学の黒須さんも知り合いだったんではないだろうか。所属は統計学教室だが……)Dr. Göran Broströmから,データフレームのaliasを作る関数はないのかという主旨の質問メールが流れ,なるほど,確かに大きなデータフレームをコピーを作らず2つ以上の参照名を付けられたら便利かもなあと思っていたら,約1時間半後に,makeActiveBinding()という関数が使えるよ,という返事があった。例えば,BODというデータフレームがあって,BOD2という参照名を付けたいときには,makeActiveBinding("BOD2", function() BOD, .GlobalEnv)とすればいいそうだ。ただし2つの名前は同等ではなくて,中身を変更する場合は本体の方でなくてはならないようだが。まったく知らない関数だった。Rは奥が深いなあ。ただ,Göran氏が欲しかった情報にはそれだけでは足りず,data(B, package="A")とdata(C, package="A")としてBとCという2つの違う名前で同じデータフレームを呼び出す具体的な方法はどうするのか,と再度質問メールが流れた。すぐさま,先の回答者から,.Rとして実装すればいいだろという返事があった。たぶんそれはその通りで,何も特別なことをしなくても大丈夫だと思う。
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