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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1985回】 会議3つ(2011年9月13日)
- 汗だくになって大学に着き,ほどなく某所で会議(というか2人だけなので打ち合わせというべきか)。昼に教室ミーティングがあり,その後に大学院教務委員会があるので,今日は会議3つだ。夕方の疫学勉強会もあるが,それ以外の時間で某論文書き直し作業と,VAIO-SAでの計算の続きをさせよう。
- VAIO-SAの計算結果をみたところ,まだ修正が必要そうだ。データによっては後半部分のfitが悪すぎる。パラメータを減らしすぎたようだ。1つパラメータを復活させたバージョンで再投入。
- 疫学勉強会は比較的簡単なところ(closed cohortとopen cohort/dynamic cohortの違い)だったので,スムーズに進んだ。
- VAIO-SAには計算をさせたまま20:30頃帰途に就いた。高崎駅待合室でついていたプロ野球テレビ中継では,浅尾投手が投げていて2点差で勝っていたから,まあ大丈夫だろうと思って帰宅したら,やはり勝っていた。
- 八ッ場ダム推進が治水・利水上の優位性があるとかいう提言(何を基準として何と比較してどういう点で優位なのかがさっぱりわからない報道だったし,誰が評価したのかもわからなかったが,テレビニュースを見る限り提出主体は一都五県の知事だったようだ。追記:東京新聞の記事で少しわかったが,治水目標が高すぎるだけだと思う。同じ東京新聞でこういう記事もあるのだが,経産省が原発行政で評価と推進が同一主体では無意味だということを思い知らされたばかりだというのに,国交省は同じ過ちを繰り返そうとしているわけだ)が国交相になされたとかいうニュースで,人は変われど対応は変わらずで,国交相は「一都五県の知事の提言を重く受け止める」という感じの返答をしていた。先日の台風はかなり群馬にも雨を降らせ,いまでも利根川はかなり増水したままだが,吾妻川方面には洪水はほとんどなかったし(土砂災害はあったが,あれはたぶんダムでは防げない),治水に緊急の必要はないはずだ。利水についても,あんな酸性の水に石灰を投入して中和して使うなどという壮大な無駄に優位性があるとは思えないし,できたものの利用者が足りない諫早湾干拓地と同じで,既に首都圏の水は足りているので(景気減退や人口減少の効果もあって,かつて予測されたほど需要が伸びなかったので)利水需要がないだろう。どうして,ここまで話が進んでいて努力もしてきたから関係者の顔を立ててくれという本音で話さないのだろうか。本音で語れれば,コンコルドの過ちを繰り返さないのが知恵ではないかとか,東北に資源を投入しなくてはならない現状で,あれほど意味のないダムに国の金を優先投入する余裕はないから,悪いけど待ってくれとか,900兆円もの負債を抱えていて消費税の増税をしなくてはならないという議論をしているほど悪化している国の財政上,関係者の顔や思いを潰すのは申し訳ないが,緊急性の低いダムに国の資金投入はできない,とか言えるのに。かつて目標とされた万全の治水基準値とか到達しないだろう水利予想を金科玉条とする限り,無理やり考えた代替案よりダムが優位となるのは当たり前だ。あの知事たちはいつまでこういうやり方を続けるつもりなんだろう。
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