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環境・食品・産業衛生学
Latest update on 2016年9月8日(木)
1.授業のテーマと到達目標
大気・水・騒音・振動といった物理化学的環境は,ヒトが生きる環境のもっともベースとなる条件を規定する。それらの物理化学的環境条件に応じて,ヒトを含む個々の地域生態系が成立し,生物学的環境や社会文化的環境が構築される。ヒトの生存は,それらの環境条件の中で,どのように生産と消費を持続していけるのかにかかっている。この授業のテーマは,こうした意味での環境衛生,食品衛生,産業衛生の各論を示すことであるが,知見そのものだけではなく,どのように測定・検査・評価がなされるのかという点まで含めて理解することを到達目標とする。
2.授業の概要と計画
※参考資料や配付資料は昨年度版がリンクされている場合があります。
- 環境の概念と地域生態系(4/11,プレゼン資料,写真削除済み)
- 大気・温熱・気圧(4/18, プレゼン資料,写真等削除済み)
▲2014年の質問への回答で紹介したサイト:潜水医学,環境研のレポート,EICネットの室内空気汚染の説明,凍瘡・凍傷について
- 騒音・振動・放射線(4/25, 配付資料)
▲騒音関連で紹介したサイト:C0-E10のFLAC音源(この音程表示は米式で,独式ではc5となるピアノの最高音はC8),「題名のない音楽会」でのノイズ音楽の回紹介記事@J-CAST,ノイズ温泉 by 大友良英+非常階段,大友良英あまちゃんスペシャルビッグバンドライブ(You Tube上),モスキート音@YouTube,"Hypersonic Effect"論文(National Geographic記事),骨導超音波,日本人が虫の声を言語脳で捉えているという角田忠信医師へのインタビュー記事,2016年に発表された,NIRSを使った測定結果により角田説を支持する論文,AmazonのTsimaneが不協和音でも心地よく感じるというNatureへのLetterについてのスラドのスレッド
▲エレナ・ウラジーミロヴナ・フィラトワ『ゴーストタウン:チェルノブイリを走る』集英社新書,2011年の著者のサイト(『ゴーストタウン』の原作 | 2016年4月のチェルノブイリ―YouTube上動画へのリンク) | 文部科学省「放射線量等分布マップ・拡大サイト」(田崎晴明『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』朝日新聞社,2012年,p.84,図5.1には,このサイトで得た2011年のCs134+Cs137の分布が示されている),田崎さんの本のweb版
▲総務省の電磁波の安全性への取り組みpdf
- 栄養(5/2, 配付資料:5月3日差替)
▲Cousera:UCSF "Nutrition for Health Promotion and Disease Prevention" | ヴァンダービルト大学 "Nutrition, Health, and Lifestyle: Issues and Insights"
▲TED:アン・クーパー、学校給食について,マーク・ビットマン「我々の食料に関する課題」
- 食品衛生(5/9, 配付資料):Jamie OliverのWhat not to do in the kitchen
- 生物学的環境としての感染症(5/16,入子先生)
- 化学物質の管理(5/23,配付資料)
- 廃棄物と都市環境(5/30,配付資料)
- 水(上下水道)(6/6, 配付資料)
- 産業保健(6/13, 配付資料)
- 毒性学入門(6/20, 配付資料,用量反応関係のRサンプルコード, 厚労省毒性試験データ用のテストコード [データソース | 2015年6月22日現在,元々のソースサイトが見つからないので,こちらから])
- 公害と地球環境問題(6/27←6/20まで29となっていましたがtypoです。普通に6/27です,配付資料)
- リスク論(7/4,配付資料公開版)
- (予備)(7/11→休講です。リスク論のレポートは教務係に預けておくので受け取ってください)
- 期末試験(7/25,問題,解答例)
3.成績評価と基準
期末試験により評価する。何回かミニレポートの提出を求めるが,期末試験の成績が60%に満たない場合はミニレポート内容によりプラス評価を加える。
(2016年9月8日追記)今年は期末試験の素点だけで全員合格した。ミニレポートの加点により100点を超えた場合は100点にした。
4.履修上の注意(関連科目情報等を含む)
公衆衛生学(入子准教授担当)と相互補完的に学習されたい。後期の公衆衛生学実習を有意義なものとするためには,本講義において基礎的な知識を身につけておくことが前提となる。
5.オフィスアワー・連絡先
火曜日18:00〜18:30,E707
6.学生へのメッセージ
資料を随時webで公開するので参考にされたい。
7.今年度の工夫
できるだけ迅速に質問に答えたい。
8.教科書
とくになし
9.参考書・参考資料等
- 地球環境学事典 / 立本成文,日高敏隆(監修),総合地球環境学研究所(編) : 弘文堂 ,2010 ,ISBN:978-4-335-75013-7
- 「安全な食べもの」ってなんだろう? 放射線と食品のリスクを考える / 畝山智香子 : 日本評論社 ,2011
- 環境衛生科学 / 大沢基保,内海英雄 : 南江堂 ,2006
- 石の綿―マンガで読むアスベスト問題 / 竹宮惠子,松田毅(監修)神戸大学人文学研究科倫理創成プロジェクト,京都精華大学機能マンガ研究プロジェクト(著) : かもがわ出版 ,2012
10.キーワード
物理化学的環境,生物的環境,環境衛生,食品衛生,産業衛生
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