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【第93回】 綱渡り(2012年7月13日)
- 九州は今日も大雨で,阿蘇市は全域に避難命令が出たそうだ。南アジアでも起こっている悲劇だが,雨による洪水被害は地震や津波のように一瞬で来るわけではないから人命にかかわる被害は大きくない場合が多いが,住む場所が失われることが生活にもたらす影響は大きい。とくに農家は田畑が使えなくなってしまうので大変だろう。もちろんメコンデルタのように毎年のように洪水が来る場所では,それによってもたらされる肥沃な土が田畑を肥やすという利益もあるし,それに備えた生活ができているからいいかもしれないが,今回の九州の豪雨のように80歳くらいの方が,生まれてこのかた経験したことがないというくらい,めったにない災害だと,備えができているはずがないので,被害は大きいと思う。痛ましいことだ。『雲の王』で数十年前に諫早を襲った大雨と洪水に対して,東雲氏が予測しながらなすすべもなかった無力感にうちひしがれたというビジョンが出てくるが,きっとあそこで描かれているような災害なのだろう。
- 10:00頃に配付資料の印刷が完了した。黒トナーが切れたという警告が出てきた。まだ暫くは使えるだろうが,今度交換すると予備が尽きるので,また注文しておかねば。
- 総務に明日の出張書類を出してから,静岡県立大に向かう。新神戸から静岡までは乗り換え無しで行けるひかり号に乗ったが,新大阪駅に停車中しか無線LANが繋がらなかったし(UQ WiMAXがつながるので実害はないが),電源コンセントもないので,のぞみ号に比べると設備はだいぶ落ちると言わざるをえない。もっとも,静岡まで2時間近くあるので,明日の朝一番の講義準備をしながら行こうと思う。UQ WiMAXが入る区間がいくつかあるので,メール送受信くらいなら支障ないし。
- 草薙駅から静岡県立大はほぼ一本道なので,迷うこともなく14:15頃に到着。山田先生に連絡して玄関まで迎えに来ていただいた。暫く冷房の効いた部屋で涼んでから小講堂に向かい,ほぼ予定通りの時刻に講演開始。1時間ちょっと喋って30分は質疑に残すつもりだったが,例によって喋る内容が多すぎたために時間が押してしまい,1時間30分の持ち時間ギリギリまで喋ってしまった。もっとも,次に何か入っているわけではなかったため,時間を延長して質疑応答ができたので,実害はなかったといえよう。終了後,静岡駅ビルに入っている,沼津漁港のセリに参加する権利をもっているという寿司屋に連れて行っていただき,近海物の寿司をご馳走になった。すべて美味だったが,とくに最初に食べた生シラスの軍艦巻きが実に鮮烈な味で最高だった。いろいろお世話になりありがとうございました>山田先生。この講演のきっかけになってくれた群大の学生M君にも感謝。群大の学生で思い出したが,そういえば暫く前にW君から届いていたコードをまだ見ていないのだった。明日の東京行きの新幹線の中で見ることにしよう。しかしまずは,ともかく明日のエビデンスベーストヘルスケアの講義準備を完成させるのが先決だろう。
- 湊川公園経由の最終バスで帰宅し,万歩計を見たら12,500歩近かった。今日も歩いたなあ。
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