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【第129回】 某会議とかラボ整理とか(2012年8月27日)
- 豚汁の続きを食べてから2番のバスで出勤。成績評価の続きをしながらもメール応答とかラボ整理とか。昼過ぎにGSICSで会議があったので往復したら疲れ果てた。GSICSではY先生から,Rについて,そのうちご相談したいと持ちかけられた。データ構造についての質問のようだった。まあ,確かにRは古典的な統計ソフトに比べて複雑なデータ構造を扱えるし,とくにshapeファイルを読み込んだデータなどS4クラスでスロットばりばりのものは大変にわかりにくいので,apply系関数と同じくらいの難関だと思うし,十分にお答えできるか不安だが,とりあえずOKしておいた。
- 21:00過ぎくらいに帰途に就いた。朝の残りの豚汁を温め直し,トマトとレタスのサラダを作って晩飯にした。PNG調査に先発したお二人からメールが届いた。SIMフリーのスマホにSIMだけ買って挿すことで,メールも可能になったとは,PNGも便利になったものだ。しかし明日からは村に入るとのことなので,たぶん連絡は難しくなるであろう。
- 晩飯を食べながら,夏川草介『神様のカルテ3』を読了した。この小説の最大の美点は信州の自然や伝統行事の描き方である。鹿教湯温泉とか国宝の神社とか松本城の描写はため息が出るほど美しい。その他の点としては,コンビニ受診や微妙な症例での誤診などを踏まえ,あるべき医療の姿に正解がないことを活写しつつ,医師とパラメディカルの関係などが現実を反映していて,実に考えさせられる小説と思った。しかし,City Hunter in Seoulといい,この小説といい,インスタントコーヒーの作り方で味を云々するのはどうかと思う。天空の診療所の時任三郎演じる倉木医師が,わざわざ豆を買ってきてドリップしているシーンの多さには,倉木医師のような立場の勤務医がそんなに暇なはずはないだろうと突っ込みたくなるが,逆にインスタントコーヒーはどんなに頑張って気を遣って開封直後に作っても多寡がしれていると思う。コーヒーでなくてMILOなら,使う粉の量でまるで別物の味になるのは経験済みだが,『神様のカルテ』シリーズのイチさんは東西看護師の作るインスタントコーヒーを持ち上げすぎだと思う(砂山スペシャルの描写は,たぶんインドネシアやパプアニューギニアで何も言わずに現地の人に作ってもらうと出てくるものと同じであろうから,何となくわかるが)。
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