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【第196回】 手違いがありつつも何とか仕事を進める(2012年11月27日)
- どうも設定が狂ってしまったようでvaio-saのtclockのアラームが鳴らず,寝坊した。が,8時間眠ったので頭はすっきりしている。睡眠時間を短縮して,昼間眠気に襲われるよりマシかもしれない。納豆ご飯をかきこんで出勤。
- 昨日修理したつもりだった実習器具は,瞬間接着剤では接触が悪かったようで,さらに補修を要したが,20分ほど格闘した後,電池も替えて,漸くまともに機能するようになった。培地がまだ届かない班については,ラボにストックされていた古い培地が使えないか試して貰うことにした。
- 某学会の査読は完了。メールでの相談ごとや依頼に応答しつつ,会計システムの処理なども済ませた。公衆衛生学の後始末と来週の準備は(検査情報解析学の準備も)まだだし,来年度の授業計画の時間設定もまだ途中。金曜の東京の講義準備も土曜の研究集会の準備もまだ。しかし今日中に絶対に終わらせたいのは,むしろ明日の午前中の会議準備だな。締め切りの早い順に終わらせていくしかない。
- 元々環境社会学者として知っていた(10年くらい前に某研究プロジェクトのメンバーだった時,そのプロジェクトを評価する側の方としてお会いしたことがある。フィールドワークに対して理解あるご意見をいただいたと記憶している)滋賀県の嘉田知事の新党「未来の党」ってのは,いい名前だと思う。
- 先週,/.Jに書いた「極私的ブックガイド:川端裕人君の作品について」は,実はそれ自体が川端君の企画の対象に該当するので,『エピデミック』をご恵贈いただいた。来週の疫学の講義で紹介する予定だが,既に2冊持っているし,図書館に寄贈したら神戸大の保健学科の学生の役に立つだろうと思うので,明日図書館に尋ねてみるつもり。
- 21:40頃研究室を出て湊川公園廻りで帰宅し,親子丼とトマトレタスサラダを作って食べ,長野産の紅玉を1個丸かじり。とても美味であった。
- 「国民の生活が第一」が解党して「日本未来の党」に合流することが決まったそうだ。動きが早いな。党名としては,日本を付けない「未来の党」の方がセンスが良かったと思うので,そこはちょっと残念。嘉田さんが言っている「卒原発」というのは,諏訪中央病院の鎌田實さんが東日本大震災以前に言っていた「超原発」と同じで,鎌田さんは,それでは間に合わなかったと原発事故がわかった直後に自己批判していたが(cf. 『チェルノブイリ・フクシマ なさけないけど あきらめない』),マイルドな分,国民の多くは受け入れやすいだろう。高レベル放射性廃棄物処理ができない限り(現状の地層処分……それすら追いつかなくて各原発のプールの中に貯め込まれているのが危機管理上は大問題なのだが……も日本学術会議から計画の行き詰まりを指摘され再考を促されたのに,原子力委員会はまともな解答を返せなかったというのが現状で,いつできるようになるのかまったく見通しはないが),原発という技術にsustainabilityがないことは自明なので,それまでの間,廃棄物を増やさないよう努めるのは当然のこと。21世紀には,後のことを考えない政策をとることは許されない。TPP参加反対も保健医療の立場からすれば当然(MDGs後の国連の政策目標となるであろうBeyond 2015の中でも目標として取り上げられることが多いUniversal Health Coverageについては,日本は世界最高レベルにあるのに,現状でTPPに参加したら崩壊することはほぼ自明だし,一度崩壊したら立て直すのは非常に困難)だから,この2点を核に第3極の集結を図るのは筋がいいと思う。医師である阿部知子議員が社民を離れて参加するのは理解できる。政権を取りたいだけで集まっている自民党や民主党とは違って,政策が一致しているから合流しているので,政党のあり方として真っ当だと思う。
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