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【第256回】 研究会2日目を了えて神戸に帰る(2013年2月2日)
- 7:15起床。少々二日酔い気味。今日は天使大学で研究会の予定。主題はソロモンのQOL研究。
- ノースゲートは1階がローソンになっていて,昨夜パンを買ってきて冷蔵庫に入れておいたので,朝食はそれ。3個食べると,二日酔いの影響もあって,胃にもたれてしまった。
- NHKが体罰の特集をしているが,手や足が出るかどうかは別として,罰と暴力の違いは,相互の了解に基づくかということと,指導者側が我を忘れていないか(キレていないか)ということ,理不尽かどうかということの3点だろう。問題になる体罰は罰で無くて暴力になっているのだと思う。言葉の暴力も含め,暴力は,指導者の気が済むように行われるので,受ける側が理不尽だと感じ,有効な罰にならない。罰とは,受けた側が自分が悪かったと責任を感じて反省しなくては意味が無い。NHKの番組はスポーツ名門校における構造的な逃げ場のなさにフォーカスしていて,確かにそういう状況はあるだろうが,それ以上に上記3点の方が重要と思う。おお,やっとゲストの東京女子体育大の阿江教授が罰の意味に言及したけれども,他の出演者がポイントを理解していないなあ。早見優の依存関係の形成を含めたDVとの類似性の指摘は鋭いが,議論が違う方に流れてしまって残念。解決策として呈示されたのは私立和光中学の,生徒主体の部活動(技術指導者は卒業生)という例だったが,野球で言えば『エンジョイ・ベースボール』だな(フィクションでは銀オフの花島コーチの指導方針もそうだ)。たぶんそれが唯一の道ではないし,生徒の資質によっては,そのやり方は不可能かもしれない(少年野球のコーチをしていた頃,自分の頭で考えたくない子供は何人かいた)ので,これを礼賛しすぎるのはどうかと思うが(私立中学ということは,受験を経て入学してくる,一定水準以上の思考力がある生徒からなっているわけだし),一つの可能性ではある。けれども,もっと普遍的に大事なことは,指導者がキレてはいけないということと,指導者と生徒の信頼関係ができているかどうかだと思う。叱るのはいいが,怒ってはいけないのだと思う。
- そろそろ出発しよう。
- 10:00過ぎに天使大学に着き,ソロモン諸島のQOL研究の問題点解決に向けたディスカッション。その後場所を移して,大変美味な昼食をいただきながら栄養調査についてのディスカッション。どちらも完璧な解決はないのだが,方向性は見えてきたかという感じ。それにつけても資金と人材の欲しさよ。
- エアポートライナーで新千歳空港に着き,シュークリームは諦めて六花亭の定番土産を買い,ジェットスターの待合所に来たところ。帰りは三宮からのバスがクリティカルなので,遅れると困る。関空を20:35発のリムジンバスに乗れれば,たぶん大丈夫だが,それに間に合うことを祈るのみ。
- 飛行中のアナウンスによると,10分遅れで,20:15関空着予定とのこと。ギリギリだな。
- 結局,着いたのは20:07だったので,20:35発のバスには余裕があった。08Dの席だったので今回も一番で降り,トイレに行って,ドトールでミラノサンドとブレンドコーヒーを買ってからでも10分以上の待ち時間があった。完璧。
- 三宮へ向かうリムジンバスでは,葉加瀬太郎のEMOTIONISMのDVDを鑑賞中。やはりこれは素晴らしいLiveだと思う。
- 三宮からの,しあわせの村方面のバスは出たばかりだったので,終バスまでの30分の待ち時間を使って,ミント神戸の地下にあるKOHYOというスーパーで塩イワシとか肉類を買った。KOHYOはめぐみの郷に近いくらい,質のいい食材が安く入手できるので気に入っている。帰宅後,火曜日に東大でやる人口学の非常勤講義の資料(テーマは人口学における数理モデルの当てはめ)を仕上げ,メール送信。webにも載せようかと思ったが,3MBほどあるので止めておく。明日は公衆衛生学の期末試験問題を完成させなくては。
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