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【第410回】 六甲台で2コマ講義とNGOからの相談(2013年7月25日)
- 「渚のアンドロメダ」が流れたはずだが気づかず,蝉の鳴き声で目が覚めたら7:00近かった。決してフレネシさんが悪いわけではないが,目覚まし音楽としては大人しすぎるのかもしれない。歌詞は「朝焼けの……」から始まるのだがなあ。とりあえず,明日は相対性理論『TOWN AGE』の「キッズ・ノーリターン」にしてみよう。
- ともあれ,7:00なら間に合う。昨夜作った晩飯は量が多すぎて半分しか食べていないので,残りを温め直しただけで朝食準備完了。調理を始めてから食べて皿を洗い終わるまで10分で済んだ。
- だらだらと汗をかきながら阪急六甲から六甲台キャンパスへ登攀し,第五学舎に着いたのが,ちょうど9:00だった。事務室に行ったら会計の方がもういらしていたので,改築による部屋不足により10月だけ居室を新任の方に明け渡すという話の説明と,具体的な手続きの相談など。その間は印刷とか学生対応とかは第五学舎のラウンジでやって良いとのこと。まあ実質的な不便はそれほどないだろう。
- フロンティア館に歩いて,9:30頃から午後の医療人類学の配付資料の仕上げに取りかかった。このところ交通機関の中とか歩きながらとか読み進めてきた,500ページ以上あるけれども抜群に面白い,高野秀行『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』本の雑誌社,ISBN 978-4-86011-238-7(Amazon | honto | e-hon)をもう少しで読み了えられそうなところなので止め難いのだが仕方が無い。
- 12:00頃にMedical Anthropologyの資料作り完了。弁当を買ってから講義室へ。人口学は若干ペースが早かったかもしれないが,まあ何とかNRRまで行けて,Part Iは全部終わらせることができた。医療人類学も予定通りChapter2までは完了した。来年はChapter2まではこういうまとめを作って手早く終わらせ,Chapter3以降をReading Assignmentを作ってやるべきか。
- 研究室に戻ってから,PEPUPというNGOの学生たちから,海外での保健関係(健康教育関係)の活動について相談を受けた。まずは現地の状況を知った上でないとfeasibilityがわからないし,政策的整合性も問題になると思うから,現地の保健当局とかと十分に事前調整をしてauthorizeして貰わないと危ないんじゃないかと言っておいた。あとは,言いそびれたが,こういう協力活動は,一度始めてしまったら,完全に自立できるか,完全に消滅するまで責任をもって付き合う必要があるというのも大事なポイントだと思う。なお,フィリピンのスラムの子供がネットカフェみたいなところでfacebookをやっているという話には驚いた。
- PLOS ONEの論文でfmsbが使われていた。ROCかNagelkerkeR2か。喜ばしいことだ。
- 平成24年簡易生命表の概況が発表された。新聞記事などでは女性が長寿世界一に返り咲いたと騒いでいるが,「概況」を読む限り,国際比較はデータも限られていて推定方法も違うので「トップクラス」という表現になっていて,「世界一」とは書かれていない点に注意。
- 復路で『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』を読了。感想は後で書く。ソマリアの状況について,國井先生の『国家救援医』から受けていたイメージと随分違う。たぶんどちらも一面の真実。
- 三宮タワレコで「風とロック」を見つけることはできなかった。が,いきものがかりのニューアルバムと,タワレコ限定でリマスタリング再発されていたスペクトラムのアルバム群から名盤「SECOND NAVIGATION」を買ってしまった。
- 相対性理論『TOWN AGE』は,例によって聴けば聴くほど中毒性が高まる。「YOU & IDOL」の「すき,きらい,すき,きらい,すき,きらい,すき」というフレーズのところのメロディーが何かに似ているなあと思って考えていたのだが,大貫妙子「色彩都市」の「いつでも心は雨のち晴れ」だった。微妙に違うが。既にラップの中毒性が高いと書いた「キッズ・ノーリターン」は,歌詞を良く聴いていると,「発明キッドノーリターン」と言っていて,デビュー作『シフォン主義』に入っていた名曲「LOVEずっきゅん」へのアンサーソングで,発明キッドであった(?)ベースとドラムがもう帰ってこないということなのかなあ,と深読みしてしまった。
- 桐光学園も負けたか。甲子園出場って難しいんだなあ,と今更ながら思う。地方大会なのにさまざまなメディアが取り上げていて,松井投手への注目度が高かったことがわかる。「甲子園への道」で,浦和学院が完全試合,しかも最後がライトゴロというニュースがあったが,これも凄いことだなあ。
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