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【第633回】 卒業証書伝達式と謝恩会の翌日はサーバセットアップ開始(2014年3月25日〜26日)
- 5:55にGoosehouseの「ヴァーチャル#9」で起床。冷凍ラザーニャを電子レンジで10分温めた朝食。往路は2番のバスにしよう。
- 会議とかの後,新神戸へ。学位記伝達式の後,謝恩会では各専攻の演し物があったが,どこもなかなかうまくできていた。理学療法の映像はYouTubeに公開するという話だったので探してみたが,まだアップロードされていないようだった(代わりに公式学科案内動画を見つけたが)。湊川公園廻りで帰宅した。帰りのバスで,中野雅至『食える学歴〜親・官僚・大学教授の立場から見つけた真実〜』扶桑社新書,ISBN 978-4-594-07008-3(Amazon | honto | e-hon)を読了。自分と同じ1964年生まれの兵庫県立大の教授が著者ということで読んでみたのだが,やや残念な本だった。客観的なデータというには例数が少なすぎる聞き取りと自らの経験と雑誌の記事とウェブ上の情報に基づいた印象エッセイといえようか。10年前に書かれたなら慧眼かもしれないが,今年の新刊としては少し視点が古い(能力が高い受験生の医学科一極集中など何十年も前から言われていたことだし,都道府県からの奨学金を得て私大医学科に進学する学生など既に珍しくないし,既に旧帝大文系よりも合格偏差値が高い私大医学科などいくつもある。また,開成の柳沢校長は何年も前から,卒業生が海外に進学できる受け皿づくりをしていて(ちなみに,このインタビューの聞き手の方は,関口校長の時代に在学していたそうなので,50歳前後と思われる),UMichやYaleやUCには何人も進学しているので(なお,著者はハーバードとイェールを同列に書いているが,ハーバードの教員だった時期もある柳沢校長によると,ハーバードやMITは大学院で行く方がお薦めで,日本の高校から直接進学するにはUMichやYale,あるいは州立大学が良いとのこと),既に著者のいう「グローバル対応の学歴」への道筋をつけているのにまったく触れていない,など)。なお,「学歴ロンダリング」という言葉を肯定的な文脈で使っている文章は初めて見た。
- 翌水曜日は大学院生の相談2件に答えたほか(うち1人の学生が,SPSSでは追加パッケージを買わないと2×3クロス表でFisherが計算できないとか言うので,Rでやることを勧めたが,たぶんやらないだろうなあ。元々尺度得点なのでカテゴリ化を前提としないで年齢などとは散布図を見る方が大事から,せめてそれをやってくれればいいんだが),急に4月2日にOxfordから来学されることになった方々とのセッションの打ち合わせとか,Wer-Jのサーバを入れ替えるため,新サーバのセッティングを始めたりとか。CentOS 6.5をインストールしたが,ソフトの設定まで行き着かないうちに22:00になってしまった。最低限,Apache httpdとnamazuとanalogとsambaが動けばいいはずだが。
- 湊川公園廻りの終バスで帰宅。
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