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【第777回】 院生統計解析相談と成績処理(2014年9月5日)
- 6:00起床。昨夜の炒め物を素麺に載せた朝食。3番のバスで出勤。
- 5年間の国民健康栄養調査データに基づく,肥満や塩分摂取などの都道府県別データ(pdfファイル)。推定幅がついているから,こういう形の図示も一理あるが,コロプレス図も欲しいところ。
- 昨夜録画しておいた,News23の亀岡先生のコメントを拝見。実験室では卵経由でウイルスが伝わるというのは重要なポイント。自然界では起こりにくいとされていたが,古い論文で,環境中のヒトスジシマカの雄でデングウイルスをもっているものがいて,雌から雄へは感染しないので,それらの雄は卵経由でデングウイルスに感染したのだろうと論じているものがあった。卵経由でも伝わるなら,感染拡大に関わる様相はまったく違ってくる。とくに,第2世代の蚊を経由しても感染力を維持しているとしたら,R0がどこまで高くなるのか見当もつかない。しかし,これまでの研究では,R0はそこまで高くないから,卵経由で伝わるということは,もしあるとしても稀なのではないか(そうだとすると今回のトラップで検出された感染蚊の割合が高すぎるのが不思議だが)。感染拡大を食い止めるには,空き缶とかまで含めて,少しでも水が溜まっているところには殺ボウフラ剤を撒くか水を無くすかして,成虫に対しては葉っぱの裏なども含めて徹底的な殺虫剤散布をするのが筋となるだろう。あと,これも古い論文だが,リオデジャネイロでルビジウムでマークしたネッタイシマカとヒトスジシマカを実験的に放ったら,6日で800メートルは飛ぶということがわかっている。一日の飛翔が50メートルから100メートルとしても,何日も生き続けるので,代々木公園に隣接する明治神宮にも感染蚊が広がっているというのは,普通にありそうなことだ。どうせなら明治神宮も封鎖した方がいいと思う。
- 最近流行しているdplyrとかpipeRとかmagrittrとかいったパッケージの記法はさっぱりわからない。物凄く短くコードを書けるようになるらしいが,普通に素のRでも泥臭く書けることを格好良くすることには,個人的にはあまり興味が湧かない。latticeとかggplot2の描画が嫌いな理由も通底している。ある面が格好良くなる代わりに汎用性を失っている気がする。これらが好きな人は使えばいいが,ぼくは使いたくない。標準環境は維持したい。
- 3月に東京駅のビルで行われた疫学・統計学の研究会の報告と一部重なっている,『統計数理』の最新号が公開された。これは読み応えありそう。
- 14:17に,漸く前期の成績登録が完了した。疲れた。
- U18野球の日本代表は台湾代表に苦戦したがサヨナラ勝ちだったらしい。
- 昨日の問題が解決した。pyramid()の中の座標系は,左下の点が(-1-Cgap/2, -0.05),右上の点が(1+Cgap/2, 1.1)という決め打ちになっていて,この値はpar()では取れないのだった。pyramid()で描画後にpar()$usrに入っている値は近いがX軸方向が0.092だけ外側,Y軸方向が0.046だけ外側だったし,par()$xaxpとpar()$yaxpは左下が(-1, 0),右上が(1, 1)の決め打ちになっていた。そこで,pyramidf()のframeの指定をc(-1.15, 1.15, -0.05, 1.1)にしてやったら,pyramid()の描画に綺麗にオーバーレイできた。Cgapは,ほとんどの場合0.3というデフォルト値を変えないだろうから,pyramidf()のframe=オプションのデフォルト値もこれに固定しようと思う。後は,サンプルデータを少し工夫するかな。
- 3人目の解析相談が終わったのが18:00近かった。疲れた。
- 事務書類が次々にやってくるのが鬱陶しい。変更があったときだけ届け出るので十分と思うが,そんなに信用できないか。
- ドラゴンズは山本昌投手が先発し,5回を無失点に抑えた。20:00頃研究室を出て新大阪へ向かうJRの中でも,どきどきしながらサンテレビをワンセグで見ていたが,打つ方では藤井選手が3打点と活躍し,継投は祖父江投手,武藤投手,又吉投手,福谷投手という若手中継ぎ・抑え陣が無失点リレーで,6-0という快勝をおさめ,山本昌投手の大記録に花を添えた。素晴らしい。
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