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【第802回】 博多で研究班会議後に長野へ(2014年10月3日)
- 6:00起床。風呂に入ってから昨日と同じ朝食メニュー。今日はいったん名谷に出勤し,名刺を印刷してから博多へ行って感染症数理モデル研究班会議。終わったらそのまま新大阪に行って,夜行バスで長野に向かう予定。台風が心配だが。
- 人類学会の年会費振込と名刺印刷が済んだ時点で9:15。看護2年旧カリの疫学を受講する学生から連絡がきたので,どこかで集中講義にするためにメールで日程調整することとした。
- 10:00近くなったので出発。名谷から新神戸経由でのぞみ15号博多行きに乗った。自由席だが空席があって,岡山からは窓際の席も空いたので,電源をとってコンピュータを使うことができる。ただ,トンネルが多いので,WiMAXがあまりつながらないのが辛い。
- リッピングしたAnyangoさんの『Kilimanjaro』を聴いていると,Nyatitiの響きと大地のリズム,魔術的なコーラスが渾然一体となって心地よい。雰囲気としては,どことなく現代キューバポップスの名盤『Ofrenda a Borinquen』に似ている気がする。
- 14日火曜に北大でJoel Cohenが公開セミナーをするそうだ。北大の人が羨ましい。
- 会議室に着いたのが13:35だった。14:00から始まるので,それまで暫く休んでおこう。
- 16:00過ぎまで密度の濃い会議。2日間から3日間徹夜でやるような研究という話を聞いて羨ましく思ったり。そういうヒリヒリするような研究をやりたいという院生がいたら全力でバックアップするのだが,残念ながら今いる院生の中にはそういう人はいないんだよなあ。まあ,今いる院生たちは,研究テーマも感染症数理モデルではないのだけれど。
- 会議が終わった後,たけしょうさんらと4人で喫茶店に入り,研究の話の続きと雑談少々。18:10頃に店を出て,18:29発のぞみ62号で新大阪へ移動中。再びBGMはAnyangoさんの『Kilimanjaro』にしてメール送受信とか。8曲目「Uhiki」にはキリンヤガという歌詞が出てきて,マイク・レズニックの小説を思い出した。キクユ族だっけか。うん,「Uhiki」を聴きながら『キリンヤガ』を読むというのもいいかもしれない。しかし,あまりに『Kilimanjaro』ばかり繰り返して聴いているとリズムに流されてトリップしてしまいそうになる(というか,旅をしているという意味では現実にトリップ中なのだが)ので,頻繁にリズムやテンポが変わる,赤い公園『猛烈リトミック』と無限ループにした。とはいえ,「サイダー」とか「楽しい」のようにアップテンポで何も考えなくても楽しめる曲もあるところが,赤い公園の素晴らしいところではある。津野米咲さんは天才。「サイダー」というタイトルの曲は名曲が多くて,SAWA『あいにいくよ』やYUKI『JOY』にも入っていて,それぞれまったく違う曲だがどれも良い。
- 新大阪を予定通り出たバスの消灯時刻までの間に,仙川環『極卵』小学館,ISBN 978-4-09-386387-2(Amazon | honto | e-hon)を読了。食の安全・安心にまつわる諸々を詰め込んで上手くフィクションとして料理したなあという作品。非常に凝った構成になっていて,最後の最後でアッと言わされた。少し残念だった点をあげるとすれば,メディアに踊らされる一般人をあまり描いていないところか。カリスママダムの義母か夫やその同僚,あるいは近所の人,その子供辺りの反応を,主観表現も含めてもう少し書き込んでくれたら尚良かった。好みの問題かもしれないが。
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