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【第877回】 セミナーに出たりレポート整理をしたり某原稿チェックをしたり(2014年12月26日)
- 6:30起床。昨夜眠る前に洗濯しておいたものを部屋干し。レトルトかやくご飯を電子レンジで2分加熱して朝食。写真とメールのバックアップ用に,週刊アスキーで知ったMy Passportというパスワード認証付きのポータブルハードディスクをAmazonで注文などしていたら,3番のバスに間に合わない時刻になってしまったので,プラ容器包装を出してから4番のバスで出勤予定。今日は午前中にあるかもしれなかった仕事はたぶんなくなったので,レポート整理とか原稿チェックとかを進め,午後は大倉山のシスメックスホールで行われるセミナーを聴きに行ってから名谷に戻って,昨日とは別の院生の修論相談に乗る予定。
- 学生が飛び込みで相談に来たり,事務手続きをしたり,いろいろ忙しく動いているうちに14:10を過ぎたので大倉山に向かった。セミナーは今年成立した新しい法律で何が変わったのか(「難病の患者に対する医療等に関する法律」では消費税を財源として医療費助成できるようになったことで,対象疾患をこれまでの56から約300に増やす予定であるとか,「労働安全衛生法」の改正でストレスチェックの実施と事業場における受動喫煙防止措置の努力義務が入ったとか),薬物対策の話とか,DPC制度による新しいデータによる都道府県別の医療需要予測に基づく医療提供体制の策定の話とか,どれも公衆衛生学や保健行政論の講義に役に立ちそうな内容だった。ただ,最後の都道府県別の医療需要予測の話をされた医科歯科の伏見教授の話を聞く限りでは,社人研の地域人口推計に全幅の信頼をおいて推計されているようだったが,人口学の専門家としてコメントさせてもらうと,1つの地域人口推計値をそこまで信頼していいのかは疑問に思う。もちろんデータに基づくことは大事だし,そうした予測に国が本腰を入れるのは根拠に基づく医療計画を立てるという意味で進歩だと思うが,地域人口の将来推計値については,幅をもたせるとか,異なる方法や仮定をおいたいくつかの推計値を使ってみるべきと思う。国レベルの人口推計なら,たしかにかなり方法が確立している(とはいえ,出生予測は死亡予測ほど信頼性は高くないが)けれども,地域人口推計は移動にどういう仮定をおくのかで決定的な違いが出てくるということは踏まえた上で使って欲しいと思った。社人研の人たちも「場合分け純移動率モデル」で求めた推計値がこういう使われ方をすることは想定していないのではなかろうか。いや逆にその限界は十分わかった上でされているのかもしれないが。
- セミナー後の意見交換会には出ず,院生の修論相談に乗るために名谷に帰ってきた。少し時間的余裕があるかと思ったが,途中で買ってきた晩飯を食べながらメールの返事を打っていたら約束の時間になってしまったな。
- というわけで,19:30から21:20頃まで修論の相談に乗った。やれればやった方がいいことと,時間内にできることにギャップがあるのはストレスかもしれないが,時間内に間に合わせることが最優先なので,そういう方向で指導している。
- 湊川公園廻りの終バス1本前で帰宅。
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