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【第920回】 追試験と成績処理の続き(2015年2月12日)
- まずdutyを終わらせる
- 6:50起床。ベーコンと冷凍野菜を炒め,ケチャップを掛けて朝食のおかずにした。可燃ゴミを収集場所に出してから4番のバスで出勤。9:00過ぎに到着。追試験とその採点とか,修論と博論の審査結果を書くとか,今日中に絶対に終わらせなくてはいけないことを済ませたら,14:30になっていた。
- ご恵贈御礼
- 週刊医学界新聞最新号は,表紙が「医学生のための勉強会指南」であり,群馬大学医学科に勤めていたときに,ある学生が講義よりも勉強会をきっちりやることが国家試験合格のために重要と言っていたことを思い出した。たぶん,国際保健医療学会の学生部会(jaih-s)の乗りは,これなんだろうな。
- ご恵贈御礼第2弾
- 月刊トレーニング・ジャーナルの3月号,いつもありがとうございます。表紙は羽生結弦選手で,特集記事は「肩をどうみるか」。特集記事3本のうち,2つは野球で,最後の1つはバレーボールだった。そういえば,最近全然野球をやってないなあ。
- 「ハピネス度」
- 一昨日触れた日立のセンサーの話で,開発過程で使ったはずの、組織の「ハピネス度」はどうやって測ったのか検索したら,日立のサイトに詳しい説明があった。抑うつ尺度の1つであるCES-Dのスコアを30から引いた値を使ったらしい(「集計」は平均値なのか中央値なのか,別の方法なのかわからないが)。抑うつの逆はハピネスだろうか?
- 統計と疫学
- 「統計数理」第62巻は,かつてメモした研究会の特集号。発表時とは若干変わっているようだ。
- スマホ用ELISAユニット
- スマホでHIV・梅毒検査ができるアクセサリ、血1滴から15分で結果表示というEngadget Japaneseの記事。面白いが,「特定率」はたぶん「特異度」の誤訳。本体34ドルは安いがカートリッジの値段が重要(1ドル切ればいいのだが)。ELISAということだから,カートリッジを変えるだけで他の検査へも発展させられるかもしれない。今後の期待大。
- ニホンザルの社会的慣習
- 京都大学のプレスリリース,ニホンザル初の社会的慣習を発見。面白い。
- R-3.1.3と3.2.0
- Dr. Peter Dalgaardから,3月9日にR-3.1.3が,4月16日にR-3.2.0がリリース予定というアナウンスがあった。パッケージメインテナ(とくに推奨パッケージのメインテナ)は変更が必要ならこれに間に合わせるようにというお達しであった。たぶんfmsbとpyramidは変更しなくても動くとは思うが,fmsbはいろいろアップデートしたい機能が溜まっているので,この機会にバージョンアップしよう。2月中はいろいろ忙しいので,3月7日と8日の土日が勝負だな。
- 『イスラム飲酒紀行』
- 20:35頃に研究室を出て帰途に就いた。湊川公園廻りで家に着いたのは21:45頃だった。高野秀行『イスラム飲酒紀行』講談社文庫,ISBN 978-4-06-277876-3(Amazon | honto | e-hon)を読了。吾輩は猫である宜しく,各章が「私は酒飲みである。休肝日はまだない」で始まる,イスラム圏で酒を求め,酒飲みとの交流を求め続けた紀行文であった。『謎の独立国家ソマリランド』や『恋するソマリア』では盟友として登場するワイヤッブさんが通訳として登場し酒が飲める場所に連れて行ってくれる「認められない国で認められない酒を飲む」ソマリランド編で展開されるカートと酒の違いに関する考察とか,くだらなくも最高に面白かった。高野秀行さんのルポにはハズレが無いなあ。
- 「問題のあるレストラン」第5回感想
- 明日の夜からカンボジアなので生の食材を補充することはできず,冷凍ブロッコリーと冷凍豚肉小間切れをコンソメスープで煮たものを作って晩飯にした。
■毎週楽しみに見ている「問題のあるレストラン」を見ながらだと,もっと凝った料理を作りたくなるが仕方が無い。今回は高畑充希演じる「量産型巻き髪女子」(ここまで徹底している人は決して量産型ではないと思うが)の心の鎧が剥がれて,つい本音をこぼしてしまうのだけれども,それでも必死に鎧にしがみつき続けるという場面が山場だった。
■それにしても,このドラマに登場する男はどいつもこいつも(レストランの客は別として),見事なほど相手の気持ちをまったく考えてないクズとして描かれているなあ。女性相手に限らず,他人をまったくリスペクトしてないヤツばかりだ。社長を含むセクハラオヤジ3人組,ヒモ(本日最後の登場シーンも,実は怪しげなマンションの男とグルになって,新田さんを売ったのだと思う),ストーカーの5人は犯罪レベルなので論外として,シェフの仕事には真面目に取り組んでいる俺様野郎も,客も含めて他人の人格を認めていない点は同じだから,温かい料理は作れないだろう。まるで世の中のクズを集めて凝縮したような描かれ方。ルフィの海賊旗のように旗を掲げ,人と人の心のつながりを大事にして,他人の人格を尊重するヒロイン側との対比を明確にする点でわかりやすい演出だとは思うが。
■なお,エンディングがCupsだったのは先週だけだったのかもしれないが,たぶん演出家か脚本家はPitch Perfectが好きなんだろうなあ,と思ったのは,門司とたま子が腕を突き上げるシーンだった。あれって,Pitch Perfectの中で,Becaが初めて見せられたときは無視していて,2度目に見たときは涙していた,Breakfast Clubのラストシーンへのオマージュなのではなかろうか。Pitch PerfectもBreakfast Clubも背景も能力も性格もバラバラな人たちが集まって何かを達成する話なのが『問題のあるレストラン』と共通しているし。
■もう1点,松岡茉優が演じるシェフのチカが,料理は野菜やお肉とお話をすることです,と食材にリスペクトというか愛をもって大事に接しているのに対し,東出演じる門司シェフは,できたフォンが気に入らないと具材ごと捨ててしまうのは,食材に対する愛のなさとして鮮やかな対比をなしていた。客には出せなくても賄いにするとか,無駄にしないやり方があったはずだ。関連して,最近だと食材への愛を感じさせるシーンとしては,映画『リトル・フォレスト』でアケビの皮まで炒めて食べていたのが印象に残っているが,今回,父親があまりにもクズ過ぎて結局サーブしなかった,実に美味そうなスペアリブのランチを,泣きながら自分で食べていたチカの姿が描かれたのも,実に食への愛を感じさせるシーンだった。
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