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【第1082回】 涼しい朝に洗濯してから出勤し採点(2015年8月14日)
- 日常
- 6:00起床。素麺と冷凍野菜とウインナーを茹でて朝食。何という手抜き。涼しい朝だが洗濯して部屋干ししてから出勤予定。今日もたぶん土曜ダイヤ3番より遅いバスになると思う。それまで,この1週間ほどの間にtweetしたけれども採録していなかったネタをリンクしておく。風邪気味なのか腰が痛いのだが,バランスボールに座ってタイプする方が,オフィスチェアより具合が良いことに気づいた。一石二鳥か。
- ミャンマー情勢
- BMJのニュースで,Myanmar ministers and opposition leaders agree plan to eliminate malaria by 2030という記事。ミャンマーではアーテミシニン耐性原虫が出現しているので,保健大臣,防衛大臣,外務大臣と,3つのエスニックマイノリティの代表,それに野党代表まで入った会議をして,2030年までにマラリアを撲滅するための遠大な計画に合意したという話のようだ。國井先生の『国家救援医』では,ユニセフを当てにして小児保健への投資をせず軍備に使っていると批判されていたミャンマーも良くなってきたのかな,と思っていたが,昨日になってミャンマー治安部隊、与党本部を占拠 与党党首を解任というニュースが入ってきた。やはりミャンマーの問題解決への道はまだ遠いか。
- 大友良英さんの新連載
- webちくまの大友良英さんの新連載ぼくはこんな音楽を聴いて育ったは面白そう。
- Wolbachia
- 日経サイエンスのデング熱ストッパーという記事は,Wolbachiaをネッタイシマカに感染させてデングウイルスの増殖を抑えるという話のようだ。日本語webサイトだけではよくわからないが,SciAmの元記事は流し読みするだけでも面白い。元々ショウジョウバエに感染していたWolbachiaをネッタイシマカに感染させること自体は難しくなかったが,継代させるのに苦労したそうだ。CSIROのリスク評価でヒトや環境への影響は無視できるだろうというお墨付きを得て,2011年からWolbachiaた感染したネッタイシマカを野外に放飼し始めたとのこと。
- 自著R資料
- 自分がかつて書いたり現在も更新中の,ある程度長いR関係のpdfファイルについて,スラドの日記にまとめた。人口分析本を書き進めたいのだが……。
- QOLと性生活
- 科学に佇む一行読書心さんのこのtweetを見て,WHOQOL-BREFでも"21. How satisfied are you with your sex life?"という質問がSocial domainのQOL構成項目になっていることをtweet。
- 食の未来
- 去年11月のJamie OliverのTED講演。2040年までにはファストフードのハンバーガーでさえ,今より遙かに多量多種類の野菜入りになるだろう,と予測しているようだ。
- ユメオイビト
- シンガーソングライター森恵さんの【MV】ユメオイビト―ドキュメンタリーver.FULL / 森恵【公式】を見て,娘の少年野球の練習に付き合い,試合で応援する父親の姿に過去の自分を重ね合わせてしまって泣けた。ドキュメンタリーverというのは嘘ではなく,今年本当にあった大会だった。この試合では大敗してしまっているが決して弱いチームではなく,あのガスワンカップの山梨県大会で準決勝まで勝ち進んだりしている……と思ったが,チーム名が甲府ウェストとなっているので,もしかすると選抜チームなのかもしれない。
- 娑婆ラバ
- パスピエのニューアルバム『娑婆ラバ』についてのro69の紹介記事。
- 日常2
- クリッピングしているうちに遅くなったのでいったんここまで。往路バスは土曜ダイヤ5番。
- as.fumeric()
- 「からだにいいもの」さんの記事rafalibパッケージの紹介に「文字列を因子クラス(factor)に変換するas.fumericコマンドは役に立つのではないでしょうか」とあったが,その説明はちょっと変。rafalibの関数定義をみると,文字列をいったんファクターにして,さらに数値型に変換しているだけだった。それだけならas.integer(as.factor(x))で可能だが,as.fumeric(x)はas.numeric(factor(x, levels=unique(x)))としているので,数値がカテゴリのアルファベット順でなく,データ内での出現順になるのが違う。どっちが便利かなあ。
- missDeaths
- missDeaths: 'Correctly Analyse Disease Recurrence with Missing at Risk Information using Population Mortality'というパッケージがcranで公開されている。疾病の再発データを分析する際,死亡率を使って欠損値を正しく処理する方法を2つ提供しているとのこと。
- 見たいドラマ
- 10月からの連ドラ「コウノドリ」と,8月22日と29日に放送される経世済民の男・高橋是清。開成の前身である共立学校の初代校長であった高橋是清をオダギリジョーが演じるときたら見るしかないな(少なくとも録画はしなくては)。
- VeinViewer
- 静脈を透過して注射の失敗を完全になくすデバイス「VeinViewer」というGigazineの記事なのだが,開発元の説明によると,仕組みは照射した近赤外光が血液には吸収され周辺組織には反射されるので,その情報をセンサーで取り,コンピュータでHDイメージを再構成して投射すると書かれているように思われる。「透過」はしないだろ。
- エルニーニョ
- アジア太平洋地域の今月のエルニーニョの影響。UNOCHAのtweetから。
- ネパール資金不足
- ネパールの救急ヘリが資金不足のため停止の危機という記事。UNOCHAのtweetから。この目的に特化した募金受付があったら募金するんだが見つからない。
- ヨウ素サプリ
- 中程度のヨウ素欠乏集団において妊婦にヨウ素サプリすることのコストベネフィット分析という,The Lancet Diabetes & Endocrinologyの論文。面白そうだが,なぜかScience Directからでも全文とれないな。神戸大は契約していないのか?
- Dartの国内発売は来年
- 重さ60gの超小型ノートPC用ACアダプタを開発 | イプロス製造業という記事によると,Dartの国内販売は来年か。Zoltもまだだなあ。何が障壁なのだろう? というtweetと,丸文が資本参加するFINsix:重さ60gの超小型ノートPC用ACアダプタを開発 (1/2) - EE Times Japanを参照して,米国では今年中に販売がスタートするらしい。個人輸入はできるだろうか? というtweetを連投したら,柏野さんから,法的に制約が掛かっているらしいというご返事いただいた。やっぱりそうか。
- 地域医療の医師確保
- 毎年非常勤講師として災害保健の話をしに来ていただいている,沖縄県立中部病院の高山先生によるApitalの記事「地域における医師の確保について」。病院や診療所は誰のためにあるのかという話。都道府県庁の医療計画を作る人たちは頭に入れておかなくてはいけない話。
- 赤い色の衣服
- 東洋経済オンラインの記事『人はなぜか「赤い色の異性」とSEXしたくなる:欧米の心理学会が追試に追試を重ねて実証』を読んで,この研究結果を巣鴨マルジが知ったら喜んで宣伝に使いそうだなと思った。年齢との交絡は調べられていないようだが,還暦祝いで赤いちゃんちゃんこを着る風習とは関係ないだろうか?
- TEDから
- 昨年11月に行われたWhy we all need to practice emotional first aidという講演。
- 梅崎さんの講演
- 柏野さんのtweetで知った,現代社会に生きる人間の生態という梅崎さんの講演は面白い。東大はこういう公開講座のVTRを公開しているのか。
- G-Clef
- 松岡茉優之文化的交流で新テーマ曲が募集されていたが,G-ClefのPell-Mellの1曲目「J.G.ビート」が合っていると思う。
- WHO神戸センター
- 7月14-15日に,WHO神戸センターでExploring New Models of Community Initiatives for Older Adults - an Expert Consultationという会議があったようだ。
- PNGがポリオ不活化ワクチン導入
- Gaviから,More than 200,000 Papua New Guinea children to be protected with the new polio and measles-rubella vaccinesという記事。今年8月12日からポリオの不活化ワクチンを導入したそうだが,インフラを考えたら都市部だけの話と思われる。
- 不健康は悪なのか
- 病院の岩田健太郎先生による『不健康は悪なのか――健康をモラル化する世界』ジョナサン・M・メツル, アンナ・カークランド, 細澤仁/みすず書房 (2015-04-11)の書評。これは,このところ書いている小論を仕上げる上で,目を通さなくてはならないかな。
- JAMAから
- JAMAの8月11日号のViewpointとして掲載されている,Racial Bias in Health Care and Health: Challenges and Opportunitiesという文章も,同上の意味で目を通しておかなくてはならない。
- BMJから
- BMJに8月13日に掲載されたListening to music helps reduce pain and anxiety after surgery, review showsは,音楽療法のレビュー論文の紹介らしい。
- Lancet Psychiatryから
- Lancet Psychiatryに掲載されたAssociation between alcohol and substance use disorders and all-cause and cause-specific mortality in schizophrenia, bipolar disorder, and unipolar depression: a nationwide, prospective, register-based studyという論文は,タイトルからすると,死因別死亡率と飲酒・薬物濫用との関連を調べているようだ。
- 日常3
- 採点の祭典という言葉は農環研の三中さんが良く使われているような記憶があるが,まさにそんな感じの金曜。語呂としては探偵の探偵と同じだが,あまりにも違う。いかん,疲れてきたな。
- R-3.2.2リリース
- R-announceメーリングリストに,予定通りR-3.2.2がリリースされたことが告知された。
- 日常4
- 土曜ダイヤの直通終バスの時刻を過ぎてしまったので,地下鉄で新長田,JRで神戸駅に行って,本屋で『武士道ジェネレーション』を買い,駅の丼屋でマグロ漬け丼の味噌汁セットを食べてから帰宅した。radikoでCBCドラゴンズナイターを聴いたら,ちょうど3点差から5点差にビハインドが開いたところだった。ああ,今日もか。
- 表参道高校合唱部!
- ふとテレビをつけたら,表参道高校合唱部! という学園ドラマをやっていて惹き込まれてしまった。探偵の探偵では悪徳探偵死神の情報提供に基づくストーカー被害にあって殺されてしまった役(その復讐のために姉が悪徳探偵を懲らしめる悲しいヒロイン「探偵の探偵」になる)をしていた女優,芳根京子がヒロイン役で素晴らしい演技を見せていた。SHISHAMO!の宮崎さんのような斜めパッツンな髪型,昔の多部未華子を思い出させる涼やかな顔立ち,高畑充希とまではいかないが伸びがあって魅力的な歌声のどれをとっても印象的だった。どうやら仲間を集めて合唱の力で人の心を動かしながら成長していくというのが話の骨格のようだが,ハモネプを思い出させる素晴らしいハーモニー,Train Trainという選曲の妙,どんな逆境にあってもめげずに人を信じて突き進む,まるでONE PIECEのルフィのような性格のヒロイン像,ちゃんとそれに応えてくれる凸凹だけれどもそれぞれ魅力的な仲間たちというのもONE PIECEばりで,ちょうど今回はニコ・ロビンが仲間になった感じ? YouTubeでTBS公式チャンネルがあって,第1話のOver Drive,第2話のTOMORROW,第3話の翼をくださいがフルで聴けるのだが,これがまた素晴らしい。とくにOver Driveは絶品。付け加えるならば,合唱部の顧問と副顧問の教師役が城田優と神田沙也加という,本当に舞台でミュージカルをやっている実力派なのだが,この2人が歌うマイバラードもYouTubeにあって,これがまた素晴らしい。今回のTrain Trainもアップロードして欲しいところだが,それ以上に次回予告にあった心の瞳は期待大。録画予約しておこう。
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