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(田中重人さんからのコメント要請tweetに対するご返事として)Bendel and HuaやWoodのグラフの作り方については概ねお考えの通りと思います。Kathyのredrawは文字通り描き直しただけで,とくに意図はなかったと思います(文科省教材とは違って,意味のある違いには見えません)(9月15日)
(以下当該togetter関連)おきさんのコメントに対して。25歳の性交頻度で固定したグラフは,性交頻度の減少その他の年齢に伴う受胎確率低下要因が「もしなかったら」を仮定した数学モデルで積み上げたシミュレーションなので簡単な説明は不可能で,高校生向け教材には向きません(9月16日)
(承前)WoodのテキストのFig7.10はモデル上の性交頻度の寄与を示したもので,本文p.315には「この年齢(35歳)までの受胎確率低下の大部分は性交頻度の変化によるが,35歳以降の受胎確率低下は生物学的な要因が優位になる」と書かれています。(9月16日)
(承前)出生力の生物人口学研究には膨大な蓄積と理論的バックグラウンドがあり,表層的につまみ食いされて誤解されるのは避けたいです。Woodたちの研究は厳密な学問です。 引用するなら,誤解されないように正しく引用して欲しいです。Twitterでは字数制限で議論を尽くせませんが……(9月16日)
(おきさやかさんのこのtweetに対して)そういう誤解をされる危険があるので,WoodのテキストのFig.7.10だけを見せるのはダメなんです。男性が25歳であっても女性が40歳だったら,かなり受胎確率は低下します。これは医学的事実(ここ参照)(9月16日)
(なぜ半世紀も前なのかというtweetに対して)ハテライトは北米に住んでいて栄養状態が良く,宗教上の理由で避妊をしないことから,人類史上最高の自然出生力集団として知られ,平均完結出生児数が10を超えていました。受胎確率は社会経済文化要因の影響を受けますが,ハテライトのそれを超えません(9月16日)
漸く「インターネット回答の利用案内」を入手。ネット回答しなかった世帯には21日以降に紙の調査票が配布されるとのこと。 封筒裏面の調査目的等の記載もわかりやすいが,回答義務が書かれた枠にセンサスくんのイラストがある意図だけは不明(9月13日)
調査単位が個人でなく建物(集合住宅の場合は部屋)なので「本人限定」の郵送は不可能です。原理的には,この調査によって,この建物には誰が住んでいるのかという情報がわかるわけです。調査員にきちんと確認してもらうしかありません。途上国で調査をするときもその訓練が大変(9月13日)
(東京大学の保健学科の後輩で国会議員の石田まさひろ氏――彼は看護業界がバックグラウンドな議員で自民党なのだが,国民の健康を守るという視点に立って,党議拘束に縛られず反戦の立場に立って欲しい――のブログ記事に対して)*原則は郵便ポストにではなく、調査員からの手渡しのはずです。守られていないことも多いようですが。*検索エンジンで「国勢調査」を検索では、SEOポイズニングで偽サイトに誘導されるかもしれません。URL入力かQRコードを使ってください(9月13日)
(奥村さんの5年前も酷かったというtweetに返信して)5年前のネット回答試行は東京だけでしたね。しかし5年前から郵送が可能になったことでかなり改善されたと思います。ネット回答の方が紙からの入力ミスは減りそうですが。5年前回答時のメモです(9月13日)
(調査員について)本来はその地域のことをよくわかっている人がなるべきなんですが、調査員の高齢化が進んだため人員確保が難しいのが実情です。「手引き」のpp.15-16では定年後男性・子育てから手が離れた専業主婦・自由業・学生が頼りと書かれています(9月14日)
(ドラゴンズファンの大矢博子さんの「項目減った?」というtweetに対して)西暦5で終わる年の国勢調査は簡易調査なので0で終わる年(国連が全加盟国に国勢調査実施を求めている)の大規模調査より項目が少ないのです。最終版ではないが対照表参照(9月15日)
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