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【第1154回】 飛行機で神戸へ戻り,講義準備と院生対応(2015年11月15日〜16日)
- 日曜は8:00起床。息子と朝食を食べてから羽田空港に移動し,11:05のSkyMarkで神戸へ。三宮から地下鉄で名谷に出て大学へ。
- 16:00から何度か院生の相談に答えつつ,明日の公衆衛生学の講義準備をした。原稿はできたが,用紙が無いので印刷は明日だな。
- それにしても,院生からの相談に答えていて,フィリピンのGIS関連のデータの不整合には苦労した。院生が入手していた乳児死亡率のregion別データをコロプレス図にするというのが目標だったが,シェイプファイルはPhilGISとかDIVA-GISの国別データダウンロードページから簡単に得ることができるが,前者のregionレベルのdbfには長い名称のフィールドREGIONしかないし,後者のAdministrative Boundariesには,国全体とprovinceとbarangayの水準はあるがregionという水準がないのだった。逆にDIVA-GISのprovinceレベルのシェイプファイルを使ってやろうとすると,今度は乳児死亡率がprovinceごとに得られるサイトを探すのが大変で,pdfで提供されているページは見つかったがprovinceの名称がDIVA-GISのdbfに入っているものと違っていて,簡単には対応づけられないのだった(2000年から2004年までのデータならregion別やprovince別の死亡数がExcel形式で入手できるし,Quickstatから1つずつ拾ってくればregion別やprovince別のさまざまな値が得られるのだが,一覧表になっているものが見当たらない)。もちろん,どのregionにどのprovinceが入っているかがわかれば,regionレベルの値をそこに属するprovince全部にコピーしたデータを作るとか,PhilGISのregionレベルの地図情報データのdbfをLibreOfficeとかEpiInfoで直接編集してregion番号のフィールドを作り(実はQGIS自体でも簡単で,属性のプロパティを表示させてからエディットモードにすれば新しい属性を追加できるので,整数で2桁と定義してやれば表形式で入力できるのだった),乳児死亡率データの方もregion番号を入れるという方法もとれると思うが,いずれにせよ若干裏技的。もっといい手がありそうだが,結局今回は,院生が乳児死亡データが入っているテキストファイルの方にdbfと同じregion名をタイプすることで問題解決した。なお,今回はQGISでやったが,コロプレス図を描くだけなら,Rのmaptools(当サイト内にも群馬県や神戸市の描画などでいくつか使用例を載せている)とかEpiInfoのEpiMapを使う方が簡単だと思う。
- 月曜は6:10に起床したが,ラーメンを作って食べながら洗濯して干したので往路バスは5番。名谷駅から大学に向かう途中,ダイエーで昼飯を買った。
- 講義は今日も母子保健と学校保健を1回でやってしまうという凝縮回なので,早口で喋ったが5分延長してしまった。TFRとNRRの説明とreproductive health and rightsの説明に時間を掛けすぎたか?
- その後は事務的なメールへの返事とか院生の相談に乗るとかしているうちに18:30になってミーティング。
- 20:10頃にミーティングが終わってから,21:45まで郵便物の処理とかメールの返事とか某学会からの査読依頼の処理とか公衆衛生学のミニレポート整理とかをしていた。復路は湊川公園廻りの終バス1本前。
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