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【第1218回】 オセアニア学会関西部会の帰りに『宇宙の始まり、そして終わり』読了(2016年1月23日)
- 6:00起床。インスタントラーメンを作って朝食。
- 9:30頃のバスに乗り,神戸経由で京都へ。12:15頃京都駅に着いて,七条まで歩いて京阪電車に乗り,神宮丸太町で降りて会場まで歩いたら,13:05頃になってしまい,若干遅れた。
- 今回の関西部会のテーマはガダルカナル島の遺骨収集とグアム島の追悼・慰霊と記念・顕彰という話。どちらも複雑な背景があってたいへん興味深かった。
- 明日の朝も早いので懇親会には出ずに神戸に帰る。食材が尽きたので神戸駅のスーパーで買い物せねば。
- 復路は出町柳から京阪電車を三条で降り,地下鉄東西線に乗って烏丸御池で烏丸線に乗り換えて京都駅へ。JR新快速で神戸駅に出て成城石井でサラダとピクルスと生パスタを買って帰宅。電車とバスで,小松英一郎・川端裕人『宇宙の始まり、そして終わり』日経プレミアシリーズ,ISBN 978-4-532-26283-9(Amazon | honto | e-hon)を読了。2章の後半が難しかったが,最新の宇宙論について理論と実証(この分野では実験と呼ばれるけれども,疫学的なセンスからすると,やっぱりデータをとるプロセス自体は観察だと思う)の両面から,サイエンスライター川端裕人というフィルターを通してかみ砕いて説明されていて,いろいろと目から鱗が落ちた。宇宙の始まりは,たぶん10のマイナス36乗秒以内に起こったインフレーションで,その後減速膨張に変わってからビッグバンが起こったとか,暗黒エネルギーが宇宙定数かもしれないけれども,もし宇宙「定数」でなくて暗黒エネルギーの体積密度が時間とともにわずかでも増大していると,短ければ1000億年後に宇宙はビッグリップを起こして素粒子レベルでバラバラになった超低温のスープになって終わるとか,どれもまだ決定的な証拠はないようだが,大変面白かった。2ヶ所突っ込みを入れておくと,p.180の1行目のeの値は誤植と思われたのと,p.281のwの値についての記述で「中央値こそドンピシャで」は「平均値こそドンピシャで」だと思うので,重版になったら直した方がいいと思った。
- 晩飯はサラダのみ。GoosehouseのUst Liveを聴きながら仕事をしていたが,途中から回線状態が悪くなって視聴を断念した。
- 日付が変わる前に眠った。
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