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【第1241回】 採点と成績処理を完了したい。夕方から今年で定年退職されるお二人の教授の最終講義(2016年2月18日)
- 6:30に目が覚めたが,寒くて動けずに7:30頃始動。キュウリ2本とはるみを食べている間に,ベーコンとシロナとナスを適当に切ったものをコンソメスープで煮込んだスープを作って朝食とした。
- 昨日の復路と今日の往路バスでは,白川千尋『南太平洋の伝統医療とむきあう:マラリア対策の現場から』臨川書店,ISBN 978-4-653-04250-1(Amazon | honto | e-hon)を読んでいる。文化人類学者は結構書いている,いわゆる"My first fieldwork"的な本だが,白川さんの場合はJOCVとしての体験談であるところが毛色が違っていて面白い。当時,ぼくも初めてのパプアニューギニア調査で持ち帰った血清サンプルから,マラリア原虫に対する血清抗体価を群大寄生虫学教室で測らせて貰い,それを論文にまとめていた頃だったが,ヴァヌアツに行く前の白川さんが,メラネシアのマラリアについて東大人類生態まで話を聞きに来た記憶がある(本書にはその記述はないので,もしかするともっと後だったかもしれないが……)。リンク先の文書はあっさり書きすぎているのだけれども,実はフィールドノート4冊分のメモがあるので,本書を読んでいるうちに,ぼくも詳細バージョンを書きたくなってしまった(あと,1993年夏のパプアニューギニア高地で書いていたフィールドノートも2冊あって,結構波瀾万丈な1ヶ月だったので,いつか文章にしてみたい気がする)。もっとも,そんな時間は当分ひねり出せないのだが。
- 今日も成績処理。若干システムに疑問があり,その問い合わせをしたりしているとなかなか進まない。
- それでも大学院の科目を2つ入力完了。昼はグラノーラ牛乳掛けで済ませた。
- 実習レポートの採点も漸く完了した。後は計算してオンラインで入力するのみ。
- 16:30から,今年で退職される教授お二人の最終講義と懇親会があった。お二人ともそれぞれの味のある最終講義だったが,宇佐美先生がされた,ご自分が比較的最近指導して院生が達成した業績を系統的に紹介するという最終講義は格好いいと思った。今年は,ぼくがかなりお世話になった教授がいろいろな大学や研究科で退職されるので,後学のために最終講義の構成をメモしているが,このやり方ができたら大学教員としての理想型の一つと思う。
- 懇親会で若干酔ってしまったが,湊川公園廻りの終バス2本前で帰宅。
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