Latest update on 2018年3月7日 (水) at 15:42:47.
【第1590回】 日曜はアフリカ学会の公開講演会を聴いてから関西へ(2017年5月21日)
- 7:40頃起床。午前中は某仕事をしたり,段ボールを紐で括ったりしながら過ごした。昼から徒歩で信大教育学部キャンパスに向かい,日本アフリカ学会の公開講演会を聴講。大変面白かった。最後の演者の話は,ブームに左右されないのが本物と言い換えても良いのではなかろうか。そういう意味でAnyangoさんは本物。
- しなの号(車内でradikoでプロ野球中継を聴いていたが,追いつかれそうになっても突き放し,大島洋平デーという冠に恥じない大島選手の攻守にわたる大活躍もあって,しかも最後は田島投手が三者凡退で締めるという強い勝ち方で4連勝。底は脱したか?)から新幹線と新快速とバスを乗り継いで帰宅したら22:00を過ぎていた。
- 前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』光文社新書,ISBN 978-4-334-03989-9(Amazon | honto | e-hon)を読了。『孤独なバッタが群れるとき : サバクトビバッタの相変異と大発生』(リンク先URLは同書の感想だが,URLにgrasshoppersと書いてしまったのは間違いで,locustsでなければいけないことが本書を読んでわかった。サバクトビバッタは相変異するからlocustsなのだった)が書かれた経緯や白眉研究者に選ばれる過程や後日談も含め,モーリタニアのフィールドに行ってからのバッタ博士奮闘録である。フィールドでの研究成果はまだあまり論文になっていないため日本語の本に先に書いてしまうわけにはいかないということで,研究成果はあまり含まれていないのだが,それは今後の発表を待ちたい。相変わらず語り口が軽妙で面白く,しかもフィールドワークで出会うイレギュラーなものごとの数々が自分の経験とも重なり(ぼくは研究対象が人なので,野生生物研究とはもちろん違うところも多々あるが),大変興味深かった。前著に引き続き,理系,とくに生物系の大学院生には全力でお薦めしたい。
△Read/Write COMMENTS
▼前【1589】(長野で過ごす土曜日(2017年5月20日)
) ▲次【1591】(今日も講義2つ(2017年5月22日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]