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【第1638回】 日曜は比較的涼しいが出勤して仕事(2017年7月23日)
- 7:00起床。昨夜神戸駅で買ってきた豚肉小間切れとコンニャクを炒め,キムチと七味唐辛子で味付けしておかずを作った。レトルトご飯を電子レンジ加熱し,冷や奴を載せて朝食。トマト1個を囓った。コーヒーを淹れて水筒に詰め,アイスティーも仕込んでから出勤。
- いろいろ仕事をしていて,一区切りついたのが21:15だった。ドラゴンズも昨日に続いて惨敗しそうだし帰るか。
- 湊川公園廻りの終バスで帰宅。やはりドラゴンズは惨敗だった。京田選手と大島選手のヒットで完封を免れたのは救いだが,小笠原投手を中継ぎでこういう使い方をする意図は理解できない。マツダでのカープ戦はもう嫌だ。
- 復路バス内で広瀬友紀『ちいさい言語学者の冒険:子どもに学ぶことばの秘密』岩波書店,ISBN 978-4-00-029659-5(Amazon | honto | e-hon)を読了。冒頭の「か」と「が」とか「さ」と「ざ」のように「濁る」音の中で,「ば」は「は」が濁るのではなく「ぱ」に対応するため,子どもにはそのことがわからないという話から惹き込まれるが,その後も大変面白い本だった。音だけではなく語用論も面白く,子どもの屁理屈のような会話が,会話の公理を踏まえていないからだという説明には納得した。著者の「自己流」のまとめによると,「原則として,人間が相手に対して何か言うとき,話し手と聞き手が共有している目的(情報の共有や交換)を達成しようと会話するものである。なので,求められているだけの情報量に意図的に過不足をもたらすことなく(量の公理),意図的に間違ったことは言わず(質の公理),話題との関連性からいたずらに逸脱することもなく(関係の公理),意図的にわかりにくい表現をあえて用いることもない(様態の公理)と,お互いに期待してよい。」というのがポール・グライスの会話の公理だそうだが,確かにまともな大人の会話であれば,これはどんな言語でも踏まえているのが普通だろう。最近の日本の国会での内閣の答弁は,この会話の公理を(たぶん意図的に)踏まえないことが多いので,「何らかの明らかな逸脱がある場合,それには根拠がある,と解釈されます。つまり,文字通りの表現以外の意味をそこに見いだしたほうがいいぞ,というヒントである」のだなあ。言わずもがなだが。
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