Latest update on 2018年3月7日 (水) at 15:42:47.
【第1709回】 京都で恩師に再会した翌日は講義とミーティングで,その翌日は実習(2017年11月19-21日)
- 日曜は7:00起床。食事をしてからバスで新開地,阪急で十三乗り換え烏丸下車,というルートで京都へ。1996年から1997年まで在外研究員として留学していた先のPennsylvania State Universityから受入教員だったProf. James William Woodご夫妻が来日中で,残念ながら木曜に東京で行われた研究会には行けなかったのだが,京都で昼食をご一緒できることになったのだ。Prof. Woodは今年Routledgeから再発売されたDynamics of Human Reproduction: Biology, Biometry, Demography (Foundations of Human Behavior)の著者であり,出生の生物人口学については世界一の研究者で,当時大変お世話になった恩師である。この日の旅は,やはりProf. Wood門下生の一人であり,いまはラオスの研究班でも一緒にやっている名古屋大学の富田さんにお願いしてアレンジしていただいた。無事に待ち合わせ場所のホテルロビーで合流し,富田さんが運転する車で大原三千院に向かった。
- デューク・エイセス「女ひとり」からのイメージで落ち着いた佇まいを想像していた大原三千院だが,意外に中国人観光客が多く,山の中の感じも強い場所だった。富田さんとぼくは着いたときから寒さに震えたが,Woodご夫妻はPenn. Stateはもっと寒いので大丈夫ということで,そういえば摂氏零下20度くらいになる場所だったことを思い出した。三千院の中には英語の説明は(注意書きを除けば)ほとんどなかったので,Wood夫妻に適宜説明しながら回ったのだが,日本語による説明も少ない部分があったり(玉座という場所があって,正面が極楽往生院という建物になっていて,偉い人が極楽往生を願いながら座していたのかとは思ったが,説明が何も無いのだった。かつて三千院の住職は皇族だったという説明がパンフレットにあったので,そういうことかと推測して説明したが),仏教用語をどう訳したら良いかわからなかったり,弁財天や不動明王はもともとヒンズー教だったよなあ,などと混乱してしまったりで,自分の教養の無さを痛感した。途中小雨が降ったが,帰りには虹が見えて美しかった。
- 烏丸に帰るとすっかり晴れていた。ホテルの前でWood夫妻と富田さんにお別れし,往路と逆のルートで神戸に帰ってから,学会ウェブサイト仕事をしようと思っていたのだが,野球とクイズと陸王を眺めながら晩飯を作って食べるなどしていたら,あっという間に深夜になり,疲れがでて眠ってしまった。
- 明けて月曜は普通に名谷に出勤し,3限の公衆衛生学講義をしてミニレポート整理をしながら院生の相談に答えていたら,だんだんミーティングの時刻が近づいてきた。
- セミナー室に暖房が入らず,メチャクチャに寒かったので,E501のラボでミーティングをした。英語での発表練習。予定時間よりだいぶ短かったが,たぶんポインタでスライドを丁寧に指しながら説明したらちょうど良い時間になると思う。こういうのは場数を踏むとだんだん上手くなるので,ともかく臆せずにやってほしい。
- 湊川公園廻りの終バス2本前で帰宅。京田選手がセリーグ新人王を獲得したのはめでたい。ドラゴンズからの新人王は川上憲伸投手以来。野手の新人王は立浪選手以来とのこと。たぶん来年は今年以上の成績を上げてくれるだろう。それで福田選手が1年を通して4番打者としてホームランを量産し,漸くこれまでいろいろなコーチから違う表現で指摘されたことが実は同じだったと気づいたという高橋周平選手が覚醒してくれたら(フェニックスリーグでも引っ張るヒットを量産できていたので期待大だが),来年のドラゴンズは一味違うと思う。あとは投手陣が故障なく実力を出してくれたら優勝も夢ではない気がする。
- 眠っている間にIPUMSからメールが届いていて,RからIPUMSのデータを利用しやすくするため+αのパッケージipumsrが開発されたことを知った。dplyrとかtidyrをインポートしているので先進データサイエンティスト系の開発者であろうと思われる。まだバージョン0.1.0なので,開発途上と思うが,これでIPUMSを使うためのハードルが下がると良いなあ。
- 火曜は7:00起床。牛肉角切りとタマネギで作ったスープカレーをご飯に掛けて朝食を済ませてから出勤。午後に実習があるので,それまでに来週月曜の講義資料を作って印刷も済ませておきたいところ(今週は木曜からずっとグローバルヘルス合同大会で東京出張で日曜深夜に帰還予定なので)。
- 実習はいくつかの班が作業をしたり統計解析の質問に来たりしたが,その待ち時間を使って実習用コンピュータのWindows UpdateとRとEZRを最新版にする作業をした。ついでにDyna FilerとMeryの64ビット版も(Meryはまだベータ版だが)インストールした。
- 熱帯医学会のメールでグローバルヘルス合同大会の抄録集がアップロードされたことを知った。自分の抄録にタイポを発見してしまったが,たぶん誰でもタイポとわかるミスだからいいか。
- 19:00を過ぎたが,実習用コンピュータ6台のうち1台だけWindows Updateが機能しないのでソフトウェア更新に取りかかれない。あと10分待ってダメなら,このマシンもWindows10 Education版にしてしまおう。
- まあそういうわけで19:20頃から,実習用PC-No.2のWindows10へのアップグレードを始めた。いつ終わるだろうか。
- 20:30を過ぎても全然終わる気配が見えないので,そのまま放置して帰ることにした。明日の朝には終わっていることを期待。
- Goosehouseの新作『Phrase #16 笑顔の花』が発売日前日だがAmazonから届いたので,早速リッピングしてAXON MINIに入れ,帰途のバスで聴いていくつもり。フラゲ日記念ということでYouTubeで生配信がされているが(丸ごとアーカイヴされているが,Goosehouseらしいというか,何とも緩い喋りであった),セルフプロデュースであることととアコースティック感に拘りをもって作られた作品らしい。考えてみたら,竹澤汀さんが脱退してから初のCD発売なのだな。Goosehouseは元々メンバーの中から3人でのユニットライブを良くやっていたから,コーラスワークが肝になっているリトグリにおける麻珠の卒業ほど大きなダメージではないと思うが(残った5人が力を合わせて成長することによってそれを乗り越えたリトグリは本当に凄いと思うが),ドラムやカホンなどの打楽器をやっていたのはほぼ汀さんだったし,アートワークにも影響が大きかったと思うので,時間が掛かったのかもしれない。
- 湊川公園廻りの終バス3本前で帰宅。表題曲「笑顔の花」(MV (Short version))は実にGoosehouseらしい佳曲であった。これまでの曲にもあったようで実はなかった感じ。パーカッションは誰がやっているのだろうと思ったら,ジョニーさんの打ち込みをサヤカさんがキーボードで鳴らしているのとマナミさんのタンブリンらしい。2曲目の「何もかも有り余っている こんな時代も」は,あの超傑作アルバム『Soundtrack?』に入っている「Good Morning」や,「光るなら」と通底するテーマを歌っているが,弾むようなストリングスから始まるアップテンポで元気が出る曲。後半にコーラスと演奏だけがわりと長く続く部分があるのだが,Goosehouseの場合はそこも自分たちでやっているのが凄いところ。以上2曲も良いのだけれども,3曲目に入っている「I come back to you」が超名曲であった。テーマとしてはラブソングなのだけれども,ワッシユウと慶ちゃんの凄く良い声でのデュエットが紡ぎ出す美しいメロディと,ワッシュウの筆舌に尽くしがたいほど美しいアコギとGoosehouseメンバーによる絶妙なハモリが泣かせる。これはGoosehouseの新しい魅力となるかもしれない。ぼくはラブソングってあまり好きなジャンルではないのだが,リトグリの「ヒカルカケラ」と並んで,この冬のラブソングの中では1,2を争う名曲だと思った。また「誰も知らない2人のHz」という終わり方が素晴らしい。
△Read/Write COMMENTS
▼前【1708】(土曜は出勤して講義準備とか事務仕事とか学会サイト整備とか(2017年11月18日)
) ▲次【1710】(実習用PCのセットアップ続きとかネットワークトラブルとかに忙殺された翌日は東京に飛んで熱帯医学会理事会と評議員会(2017年11月22-23日)
) ●Top
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]