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【第1717回】 講義とかジョン・ハンケ本とか(2017年12月4日)
- 7:30起床。着る物がなくなってきたので洗濯してから出勤。朝食は昨夜神戸駅で買ってきた生パスタとヴルストを茹で,マリナーラソースを掛けただけの手抜き。
- 往路バスで,ジョン・ハンケ『ジョン・ハンケ 世界をめぐる冒険:グーグルアースからイングレス、そしてポケモンGOへ』星海社,ISBN 978-4-06-510555-9(Amazon | honto | e-hon)を読了。サブタイトル通り,ナイアンティック社のCEOであるジョン・ハンケ氏がやったことの自伝であり面白かった。たぶんプログラマとして天才だったわけではないが,人のつながりも含めてアイディアを形にする力があったのだと思う。幼少時コンピュータゲームと出会ったとき,遊ぶよりも動かす仕組みを知りたくてコーディングに走ったという経験談には,自分もそうだったので共感した。「信長の野望」がN88 DISK BASICで書かれていた頃,BREAKキーを押すとソースコードが読めたので適当に改造したりパラメータを変えたりしたのは楽しかったなあ。暇が無いのでイングレスもポケモンGOも遊んだことはないが,本書を読んで自分のAXON MINIにField Tripをインストールしてしまった。イングレスのプロトタイプ『Battle for SF』はジョン・ハンケが自分でPythonで書いたコードで,静かなオフィスでコーディングをしていたときに至福を感じたというくだりにはメチャクチャ共感した。イングレス的なアイディア自体は,はやみねかおるの「都会のトム&ソーヤ」シリーズにおけるReal Role Playing Gameとか,「電脳コイル」みたいに物語として考えた人は何人もいたのだけれども,それを現実化できるテクノロジーの到来から間髪を入れず実際に作ってしまったところが凄かったのだと思う。なお本書の売り上げは日赤に寄付されるとのこと。東日本大震災と津波にショックを受けたこともイングレスやポケモンGOの活動の展開に大きく影響しているとのことなので,たぶん被災地へのサポートという意味だろう。
- 午前中はメール送受信や事務書類作りで終わり,昼は名谷駅で買ってきたパンで済ませた。これから講義。
- LibreOfficeのWriterを良く使うのだが,連携する文献データベース管理ソフトとしてはZoteroが優れていると思う。対応している出力フォーマットの多さが素晴らしい。これまでLaTeXとの共用を考えてJabRefを使うことが多かったが,Zoteroはbib形式のデータベースを読めるので,移行も簡単だった。Writerはいろいろ優れてると思うが,はがきの縦書きのための編集には若干難があって,喪中はがきの編集にはWordを使ってしまったのが少し悔しい。
- リトグリのデビュー曲「放課後ハイファイブ」を作曲された福原美穂さんは,凄いソウルシンガーだと思うが,moraでダウンロード購入した『Symphonic Concert 2016』のハイレゾ版が良い。昨年末に西宮で行われたらしいので,知らなかったのが残念。季節柄「Joyful, joyful」や「Oh Happy Day!」が入っているが,この「Joyful, joyful」が洗足学園時代の平原綾香さんのパフォーマンスと同様に,「天使にラブソングを2」のアレンジをラップ部分も含めて一人でカバーしていて,声の質とグルーヴ感が平原さんよりもこの曲にマッチしていて,ともかく凄いとしかいいようのないパフォーマンスだった。ライブ録音なせいか,イヤホンで聴くよりもBOSEのスピーカーで音量を上げて聴く方が圧倒的に良かった。
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