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【第1908回】 オープンキャンパス1日目(2018年8月7日)
- 涼しい風が吹き抜けてくれていたおかげで熟睡でき,アラームが鳴る前の6:10に気持ちよく目が覚めた。
- 素麺を茹で,冷や奴とともに朝食を済ませて出勤。今日から2日間オープンキャンパスがあるが,最大の心配事はネットワークカメラが動作不良を起こさないかだな。2専攻ずつやるので一番大きい教室でも収容しきれないため,2会場を繋いで進める必要があるのだ。まあ大丈夫とは思うが。
- 午前中に卒業研究の学生が来てインストラクション。昼飯は買い置きのカップ麺で済ませたが,ちょっと買い物に行ってこようかと思っているところ。
- 先日の集中講義のときにR-3.5.1に更新したが,Microsoft R Openの3.5.1が8月9日リリース予定になっている。高速版が欲しい人はそちらを。
- オープンキャンパス1日目は無事に終わったようだ。
- ドラゴンズはマツダスタジアムのカープ戦なので苦戦は予想していたが完敗であった。それ以上に,東海ラジオの中継では実況担当アナウンサーが中国放送の人で,露骨にカープ寄りの中継なのがあまりにも腹立たしかった。途中でCBCドラゴンズナイターに変えたが,東海ラジオのアナウンサーもベンチレポート要員として広島に行っているのだから,解説無しでもいいから独自の実況中継をして欲しかった。
- 湊川公園廻りの終バスで帰宅し,蕎麦を茹でて晩飯にした。
- 東京オリンピックは秋開催に!の下の方に書いたことに若干補足しておく。招致主体は東京都であり実施主体は組織委員会なので,国は第三者としてリスク評価をすることができる。学校保健安全法に基づいて文部科学省は(ボランティアという美名の下で無償労働に半強制動員されそうになっている)生徒や学生の健康を守る義務があるはずだし(健康が脅かされるリスクを予測もせず大学に動員可能にするための配慮を求めるなど文部科学省がするのはまったく筋違いであって言語道断なことは言うまでもない),憲法と医療法に基づいて厚生労働省は国民の健康を守る義務があるはずだし,とくに医療法が定める5疾病5事業のうち5事業のトップに位置する救急医療については十分な提供体制を確保することは国や自治体の義務なので,東京都は熱中症を初めとする救急患者の予測できないほどの著増をもたらす可能性があるイベントは避けられるなら避けねばならない。真夏の東京でオリンピックをすることで生じる可能性が高い救急のパンクは時期をずらすか場所をずらせば避けられる人災であり,厚生労働省はリスク評価をして有効な回避策を講ずる義務がある。環境省は暑さ指数としてWBGTの推定をしているので,文部科学省や厚生労働省が行うべきリスク評価に対して予測の根拠を提供することができるはずだし,環境保健対策は環境省の義務である。もっといえば,東京オリンピックは大規模開発事業であるとみなすこともできるので,環境影響評価法に基づいて包括的なリスク予測をすることも環境省の義務と考えても良いかもしれない。そう考えれば,これら三省が現行計画のオリンピックがもたらす可能性があるリスクを予測し,軽減方策(例えば秋開催にすること)とそのためのコストを算出した上で,それを東京都と組織委員会に勧告するべきであり,それをしないのは怠業であろう。
- その一方では,2年間限定のサマータイム導入などという,多方面で悲惨な状況が起こる可能性があり,多大なコストが掛かる上に2年で無駄になり,営業/勤務時刻を9to5から7to3にずらすだけでも熱中症対策として見込まれる効果は同等でシステム改変の負荷は桁違いに少ない代替手段がある以上,検討の余地なく却下すべき手段について,組織委員会からの陳情を首相が取り上げるのは,気が狂っているとしか思えない。首相がすべきは,むしろ上記三省にまともなリスク評価を指示することだろう。
- 公衆衛生の然るべき立場の方から,政府に対してこういう指摘をしてくれないものだろうか。公衆衛生ねっとにでも投げてみるべきか?
- たぶん世間一般の人々に正しく危機認識をしてもらうには,最悪のシナリオを想定した近未来シミュレーション小説か漫画かドラマにするのがベストだと思うが,ドラマは流してくれる局がないだろうな。小説や漫画なら,『ブラックボランティア』を出版した角川は出してくれるかもしれないが。誰か書かないかな。
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