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【第1916回】 今日も非公式出勤(2018年8月15日)
- 6:15起床。素麺を茹でて食べ,メール送受信してから,3番のバスで出勤。
- ともかく,まずは昨日までに読み込んで作ったメモを元にして入力する作業を終わらせよう。
- 結果は裏目に出たが,創志学園が9回裏ワンアウト1塁で3番打者に送りバントをさせた戦略は間違っていないと思う。それだけ4番を信頼していたのだろう。昨夜のドラゴンズの9回裏,ノーアウト1,2塁からアルモンテ選手のところ,監督が創志学園の監督だったらバントのサインを出してくれていただろう。それにしても下関国際の9回表の逆転劇は,何かが憑いているかのような幸運の連続だったな。
- 入力作業なのだが,一覧表でできないのが効率悪い。余計な確認ステップが多すぎ。システム設計者にセンスがないというか,入力する人の利便性をまったく考えていない。あと,相対評価にする必要があるならシステム側でスケーリングすれば良いことで,入力自体を相対評価にする意味は皆無と思う。間に合うかこれ? 相対評価の割合を制限範囲に収めるのに苦労し,無理矢理調整しなくては完了できないのはアホかと思ったが,まあともかく,何とか締め切りに間に合ったので,昼飯に出てこよう。
- 名谷PATIOの大戸屋で食べ終わったらかなり強い雨が降っていた。仕方ないのでバスで友が丘中学まで移動し,走って研究室に戻った。ここからは試験問題作りと採点だな。
- ドラゴンズ,今日は効率よく得点し,小熊投手が好投したが,CBCドラゴンズナイターで解説の小松辰雄さんが言われていた通り,小熊投手の球数は100球ちょっとだったし,8回まで毎回奪三振をとっていたのだから,完投させてやりたかった。まあチームとしては勝てば良いのだが。朝倉コーチは小熊投手の毎回奪三振,気づかなかったのかなあ。佐藤投手が無失点に抑えて勝ちきったのは良かったが,ヒーローインタビューで登場した小熊投手が開口一番,完投したかったと言ったところに悔しさが滲み出ていた(でも,もしかすると本人も毎回奪三振とは知らなかったのか?)。小松辰雄さんが中尾孝義捕手がキャッチャーの概念を変えたし強肩で何度も助けて貰ったと言われている。高橋周平選手と福田選手は固定すべきというご意見だし,小松さんと中尾さんに監督とコーチをして欲しいなあ。
- 意外なことに,森監督のインタビューによると,小熊投手自身が8回で交替を希望したそうだ。毎回奪三振なら普通のピッチャーなら行かせてくださいと言うモノだが,と発言されていたのを受けて,小松さんが情けないと言いつつ,本人も知らなかったのだと思いますよ,と弁護されていた。明日は松坂投手が先発なので,ここからまた何連勝もして欲しい。
- 何だか物凄いペースでリトグリの新曲が発表されている。日本橋高島屋S.C.の新館オープン(現在はバレンタインデーのキャンペーンで使われていた「Gift」を使った新しい動画が掲載されている)に合わせて,「My Brand New Day」という曲ができるそうだ。8月30日のWowowのスペシャル番組(ロンドンでAbbey Roadに行ってビートルズのポーズの真似をした動画が載っている)も楽しみだし,秋ツアーももちろん楽しみだ……と思ったら,明日の「ちちんぷいぷい」にも生出演するらしい。録画予約しなくては。
- ちょうどお盆の期間中行方不明だったことから祖霊と異世界で遊んでいて還して貰ったのではないかと母親と会話したという話が何万回もRTされている周防大島の2歳児,助けた尾畠春夫さんがさまざまなところでボランティア活動を展開しながら蓄えてきた経験知(子供は下るより山を登るのが好きだから消えた場所より上にいるはずと判断して700メートル登った)は凄いと思った(しかし今回,災害ボランティアではないのだから,風呂とか食事の提供の申し出を断る必要はなかったと思うが)。神隠し説をとらず,科学的に解釈するなら,沢の近くにいて水を飲めたということと,来ていた服がラッシュガードだったこと,動き回らず体力が温存できたということが3日も生存できた理由と報道されているが,まあそうなのだろう。あと,もう見つかったのだから,メディアは2歳児の実名報道は止めた方が良いと思う。
- この何日かでtweetしたことを4つ拾っておく。
- 1点目。何度も鵯記から良書として書評ページをリンクしているのに内容が説明不十分だったので追記した。 <書評>鄭 雄一『東大教授が挑むAIに「善悪の判断」を教える方法:「人を殺してはいけない」は“いつも正しい”か?』(扶桑社新書)。枝野演説の書籍化といい,やるな,扶桑社。▲(承前)この本が提案する道徳次元で考えると,自分の身に危険が及ばない限り仲間は守り,そのためには仲間以外の人を傷つけたり嘘をつくことに躊躇いがない
安部安倍首相は道徳次元2。世の中に多いレベルだが,トップに立つ人が道徳次元4でないと世の中はどんどん悪くなる。そういう状況整理ができる本。▲日本人243人を対象に共感の範囲を測定する質問紙から推定された道徳次元1〜4の分布は,20%,70%,10%,1〜2%。一人で集中して専門的な仕事をするには道徳次元2で十分だが,「道徳レベル4が望ましいのは,多様な専門や背景の人々を束ねる必要がある,国際的機関や多国籍企業の長」>当然首相も。▲「道徳次元2以下の人間をリーダーにしてしまうと,みずからの地位・名誉・富の増進を第一に考え,組織全体を考えず,私物化してしまいます。身近な組織でも,国家の長でも,思い浮かぶ例はあるのではないでしょうか? ある社会のなかでのリーダーであれば,道徳次元3以上が必要でしょう」(p.152-3)▲この本を多くの人が読んでくれたらなあ。高校生(大学生でも可)の夏休みの読書にお薦めしたい。△(tweetしたのは以上。以下追記)なお,鄭君は,この考察から,ロボットに搭載するAIの道徳次元は4でなくてはいけない,と論じている。鄭君は書いていなかったと思うが,それはロボットが社会に受け入れられるための必要条件であって十分条件ではない。いくらロボット側に寛容性があっても,社会の多数を占める道徳次元2や1の人たちから根拠なく敵認定されたら排除される。それはたぶん,政治家の中では道徳次元4に近かったと思われる鳩山由紀夫氏が排除された事実から明らか。自身に寛容性があるだけでは不十分で,少なくとも道徳次元2の人に不快感を与えず,できれば共感をもってもらえるような行動をしなくては支持されない。それが難しいところ。これまでの発言から判断する限り,安倍氏は道徳次元2,石破氏は道徳次元3であるように思われるが,道徳の相対的掟を絶対的掟よりも上に置くカルトになってしまう危険はどちらも同じだから,どちらが自民党のトップになってもダメだが(たぶん岸田氏――開成の先輩だが,総裁選に出ない理由を考えると絶望的な気分になってくるので深く考えないことにする――も3だろう),もし石破氏が総裁選に勝ったら,これまで安倍氏が犯してきた数々の罪が明るみに出るであろうことだけは救いか。いずれにせよ,いまの自民党には道徳次元4の人はいないように思われるし,それにもかかわらず,たぶん小選挙区制の下では何度選挙をしようと過半数をとってしまいそうなので,状況は絶望的なのだが。
- 2点目。このTIMEの記事に対して,「やっぱりそういうことだったのか。#人類生態同窓生ならわかる」とtweetしたが,これはもちろん,ぼくが学部生の頃に書いた「この教官は笑へる」というオリエンテーション資料(今思えば大変失礼なことをしたと思うが,当時の教員はむしろ面白がってくださり,度量の広さに感服した。とはいえ,自分の黒歴史ではある)のネタにした大塚さんが,酒が入るほど英語の語りが滑らかになっていたことを指す。
- 3点目。初耳学について。これからの連ツイ。チラ見した初耳学で@yusuke_tsugawa さんの研究が出典JAMA 2017と表示されて使われていたが,内容はBMJ 2017?(内科で若手医師にかかる方がベテラン医師より死亡率が低いといって出ていた数字がこれに似ていた)。JAMAの性差の話の方が有名と思うが▲Tsugawa et al. BMJ 2017に目を通すと,考察にチーム医療などhospital medicineはmost rapidly evolving specialiyと書かれていたので,たぶんこの話だろう。 だとすると「初耳学」が米国でのメディケアの対象である高齢患者の治療の話だと言わなかったのは視聴者を誤解させるので大変まずいと思う▲以上2点(出典はBMJ/米国の高齢者対象と明言すべき),知識バラエティのつもりで番組作りをしているなら,修正と補足説明をすべきと思うが,如何だろうか? 日本の病院の診療科ごとの医師の年齢別死亡率比較しているTsugawa et al. JAMA 2017という論文は存在しない。△その後ネットで画像確認したら,JAMA本誌ではなくJAMA Internal Medicineとクレジットされていたが,まさにそれが医師の性別によるアウトカムの違いを書いた論文の正しい出典表記の仕方なので,年齢と診療科による違いの出典としてはまったくおかしいし,米国の話であることを断らなくてはダメだと思う。医師の育成システムも含めて医療提供体制は国によってまったく違うので,あの知見が米国以外で成立する保証はない。それにしても津川友介さんの一流誌への論文量産体制は凄いな。
- 4点目。TBS系の反戦報道はまだ死んでないなあと思った。膳場さんのこれは見なかったが,いま綾瀬はるかさんが出ていた「語らなかった女たち」は凄い番組だった。敵味方を問わず戦争がいかに人を狂わせるのか,社会的排除が加速していく負のスパイラルに陥るのかということを考えずにはいられなかった。
- その他。テキサス大学のジャーナリストのためのR入門コース/「逃げ恥」や「アンナチュラル」の脚本家である野木亜紀子さんが秋クールに脚本を担当する「フェイクニュース」に的外れな批判が来ているらしいが,ぼくは楽しみなので見たい。/Happy Birthday R! 25th Anniversary。
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