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【第56回】 データ入力と会議(2019年3月11日)
- 6:15起床。昨夜炊いたご飯に卵を掛け,高菜鶏そぼろを振りかけて朝食。デザートとしてマンゴーシートを1枚食べてから出勤。
- 午前中は名谷キャンパスでデータ入力の続き。昼から六甲に行って会議。終わったら再び名谷キャンパスに戻ってくる予定。
- 出勤簿に捺印に行ったついでにメールボックスを見たら,人口学会で知り合いの佐藤龍三郎先生から新刊をご恵贈いただいていた。小﨑敏男・佐藤龍三郎(編著)『移民・外国人と日本社会 人口学ライブラリー18』原書房,ISBN 978-4-562-09212-3(Amazon | honto | e-hon)である。大変タイムリーで重要な出版だと思う。目次を見た感じでは,是川夕「第2章 日本における低い外国人女性の出生力とその要因」,鈴木江理子「第4章 移民・外国人政策の現在:重層的な境界管理と選別的排除」,万城目正雄「第7章 外国人技能実習制度の活用状況と今後の展開」,増田幹人「第8章 移民・外国人と社会保障財政」といった章に惹かれるものを感じた。
- 会議が終わって帰ってきたら疲れ果てていた。しかしデータ入力は進めねばならない。一休みして夕方から頑張る。
- R-3.5.3(コード名は「大いなる真実」"Great Truth")がリリースされたとアナウンスされた。3.5系の最終リリースなので大きな変更はないとのこと。R-3.5.2のリリースから約3ヶ月たったが,実はまだ常用しているのは3.5.1なので,3.5.2は使わないまま3.5.3を入れることになりそう。
- ちなみに,コード名を検索してみたところ,これかこれと思われたが,いずれにせよ,まあ何だか他愛もないことを皮肉ってgreat truthと呼んでいる話のようだ。
- データ入力していて思ったが,やはり自分で言葉を喋れないと辛いな。せっかく0~9の数字を覚えたので,東京外語大の教材でラオス語を勉強してみるかな。会話モジュールとか,無料で提供されているとは思えないほど凄い教材だと思うし。
- なぜかtwitterで話題になっているらしい8年半前のWIREDの記事は,心理学実験に基づく論文の紹介だが,直観的に違う説明も可能ではないかと思った。つまり,道徳次元で考えると,世の中のマジョリティが道徳次元2だから,狭いグループ内で独裁者にだけ忠誠を誓えば自分の得になることが保証されるという形を好む人が多くなり,そういう中に道徳次元3や4の人が混ざっていたら独裁の正しさが揺らぐから邪魔になるということではないか。だとすれば,道徳次元2のグループ内では道徳次元3や4の人がリーダーになることは考えにくく,リーダーも道徳次元2であるような独裁体制が自然だということになる。そう考えてみると,一度確立してしまった独裁を崩すことは存外難しいかもしれない。道徳次元2のグループ間では当然のように競争が起こって利害関係が対立するから,全体の利得を最大にするような安定解は得られそうにないばかりでなく,戦争というカタストロフに陥って共倒れに至る可能性が高いという本質的な欠点があり,そういうメタな視点を理解すれば道徳次元が上がりそうな気もするが,しかし道徳次元2の人は定義からいって自分の仲間だけが勝ち続けることを求めているし,そういう幻想を語る独裁者の甘言に惹かれる特性をもっているので,目を覚まさせることは難しい。他のグループだって同じ人間なのだから,同じように考えるとしたら自分が負ける可能性だって当然あるということを想像できないのは愚かだと思う。もしそれが想像できれば,コスタリカのように全力を尽くして紛争を回避する外交努力を行い,その落としどころとしては三方一両損のようになる場合も含めて,ゲーム理論でいうところの大域安定解で全員が納得できるはずだ。もっとも,その帰結を迎えることができるなら,その時点ではステイクホルダー全員が道徳次元4に上がっていることになるのかもしれないが。
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