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【第60回】 確定申告の書類を出してから名谷で仕事(2019年3月15日)
- 6:00起床。レトルトご飯を電子レンジ加熱し,冷や奴となめ茸を掛けて朝食。手抜きの極致だが美味い。
- 去年までは北区民だったので湊川公園が確定申告書類の提出場所だったが,長田区民になったので管轄税務署も長田税務署になり,提出場所がアスタくにづか5号館2階になった(提出だけなら長田税務署でも良いのだが,こっちの方が家から近いし,相談もできる)。地下鉄新長田駅の入り口から地下道を通って10分ほどで着くのだが,途中にあった三国志とトリックアートを組み合わせた壁面美術の通りが改装中だった。いい感じのポピュラーアートだったので,きれいにして再公開ならいいのだが,無くしてしまうのは勿体ない。どっちなんだろうか。
- そういうわけで,確定申告の書類を提出してから出勤。とくに何の問題も無かった。
- ラオスのデータ解析結果が出たら,なるべく早く論文にしたいが,submission先のJournalとしてはJournal of Global Health(2017年のIFが4.195ある,国際保健分野ではトップジャーナルの1つ。まあ,Lancet Global Healthの18.7には遠く及ばないが)がいいかなあと思ってサイトを見に行ったら,"Healthy Ideas"という本が推奨されていた。日本のAmazon.co.jpで見たらペーパーバックが14,670円なのだが,米Amazon.comでは半額以下だったので,そっちに注文した。時々こういうことがあるんだよな。
- Amazonに注文していた,川端裕人・本田公夫『動物園から未来を変える:ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン』亜紀書房,ISBN 978-4-7505-1567-0(Amazon | honto | e-hon)が届いた。『動物園にできること』の続編として位置づけられる。
- 一日中大変面倒な書類仕事をしていたら21:00になった。まだ終わらないが疲れたので,続きは明日にして帰ることにした。
- 帰途,梶尾真治『黄泉がえりagain』新潮文庫,ISBN 978-4-10-149013-7(Amazon | honto | e-hon)を読了。大矢博子さんの解説が正鵠を射ている。あまりにも物理法則を無視した大きすぎるifであるため,SFというよりもファンタジーだが,終盤の展開として,川端裕人君が『雲の王』で描いたようなやり方をしたら着地点も変わったかもなあ,と思うが,それは梶尾真治さんの作風ではないし,主人公が変わってしまうから,本作にはありえないのだった。大矢さんの解説を読んで胸落ちした。玄田有史さんが先日のワークショップで挫折からの変化への期待が希望と深く関係していると語っていたが,そう考えてみると,まさに本書も希望のストーリーであり,熊本復興へのエールなのだなあ。
- ifのネタは,前作を読んだ時点では,ラヴロックのガイアとか,ユングの集合的無意識とか,オースン・スコット・カードの『死者の代弁者』に出てきたピギーとか,上橋菜穂子さんの『闇の守り人』のヒョウルとか,ある意味ではキリスト教的なSomething Greatみたいなものが原型かもしれないと思っていたが,むしろ世界最大の生物=オニナラタケから着想したのか,と本書を読んで思った。
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