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【第169回】 ひたすら原稿を打つ土曜(2019年8月3日)
- 6:30起床。汗だくなのでシャワーを浴びてから,米なすと豚小間切れとゴーヤとピーマンを刻み唐辛子を入れたごま油で炒め,マジックソルトとエゴマドレッシングを掛けたおかずを作り,越後製菓の「日本のごはん」(120gなのが減量にはちょうど良い)を電子レンジ加熱して朝食。
- 昨日まで2日間の集中講義で修正せねばならない点がいくつもわかったので,今日はまずそれから。採点もしなくてはいけないし,締め切りを延長して貰った原稿もあるので,今日はひたすら原稿を打つ。
- が,結局23:00過ぎまで掛かって,やっと集中講義テキストの修正が終わっただけであった。
- ドラゴンズはスワローズに6-4で連勝。
- ブルーバックスのサイトに転載されたJAMSTECの暑熱環境シミュレーションを見て,開発の前にシミュレーションでアウトカム評価をして開発方針を決めた実例。ただ、費用や持続可能性を含めたCVMやコンジョイント分析まではされていないようだ(言及はない)。植樹によって夜間の放射冷却が増えるという効果だけでエネルギーの行き先は説明できるのか? も含め詳しい解説本出版希望,とtweetしたら,気候の専門家である増田耕一さんが「計算科学の先端研究にはならない。社会的合意形成に必要な科学、という趣旨で人を確保できるだろうか」とコメントつきRTしてくださったので,「そこが軽視されている(公衆からも各分野の専門家からも)状態を改善できれば、コンコルドの過ち的ないろいろな不幸は避けられると思うんですが」と応答。どこを突破口にしたら良いのかずっと考えている。
- 安倍首相一派は予測能力が欠如しているのか,自分に都合の悪い批判は無視して,自分の都合だけで希望的観測を語りたがる。それが威勢よく見えるので支持者は集まるが,当然,そんな将来は訪れないので,皆が不幸になっていく。しかし支持者も同じ態度なので,希望した通りの未来にならなかったのは予測が甘かったのではなくて,反対勢力が悪かったのだ,と他人のせいにしたがる。原発について指摘があったのに全電源損失リスクを無視したのが典型的だったが,今回の日韓関係悪化も同根だろう。都合の悪いことを無視して都合の良いことと希望的未来だけ喧伝する政治家が大衆の支持を得る構図は,小泉・竹中時代の郵政民営化真理教から始まったと思うが,小泉元首相がその後原発反対に転じたのは,彼の道徳次元が3だからだと思う(道徳次元については鄭君の本参照)。安倍首相とそのオトモダチは自分たち同士だけが互いに高評価できていれば事実さえどうでもいいと思っているフシがあるので,道徳次元は2に違いないし,リスク管理ができない。ただ,たぶん竹中平蔵氏と世耕経産大臣は密かにリスク予測はしていて,危ないときはいつでも逃げる準備はしていると思う。リスク管理をしない道徳次元2のオトモダチ集団は,少数のリスク予測ができる道徳次元1の利己主義者に容易に支配される。国会議員は国民すべての代表であるべきで,少数の利害関係者を代表するようなあり方は間違っているし,その意味で道徳次元は4であるべきだ。注目すべきはそこではないだろうか。以上,雑だが現状認識メモ。
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