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【第228回】 出勤して講義準備とか(2019年10月20日)
- 日曜だが出勤した。公衆衛生学のミニレポートの採点と記録を済ませ,返せるようにはしていたのだが,結局のところ健康とは何だと思いますか? という正解のない問題に学生が答えてくれた内容をBEEFに打ったら日が暮れてしまった。
- 木曜のEnvironmental Healthの講義準備も済ませたら,19:00になったので帰ろうと思う。
- ふと本屋に入ったら,堀ちえみ『Stage For~ 舌がん「ステージ4」から希望のステージへ』扶桑社,ISBN 978-4-594-08321-2(Amazon | honto | e-hon)が出ていたので購入し,一気に読んでしまった。リウマチの治療薬の副作用としてできたとされ,歯科口腔外科で何度も口内炎としてレーザー治療されたのが,実は舌がんだったということが半年も経ってわかったときの悔しさは想像するに余りある。ご本人は「口内炎が,2週間以上経っても治らなければ,舌がんを疑った方がいい」という警鐘を鳴らす意味で,がんに罹ったことをメディアで公表したとのことだが(本書も,芸能人という人前に出る仕事をしている一人の人間としての,素直な記録であると感じた),より一般化していえば,治療が奏功しないとき,セカンドオピニオンを受けに他の医師を受診することが,もっと普通に行われるようになれば良いのだと思う。患者の権利だし医療提供者側も推奨しているのだが,主治医が気を悪くする可能性を心配し,実際には利用しないで悩んでいる患者が多いようだ。明記されていないが,たぶん堀ちえみさんも医師の判断を疑うことが失礼ではないかと感じてセカンドオピニオンを利用しなかったのではないだろうか。去年メモした通り,ぼくは高校生の頃は堀ちえみさんの大ファンだったので,今年の舌がんと食道がんをご本人が公表されたときのニュースはショックだったが,太ももの筋肉を舌に移植するという大手術が成功し,再び歌えることを目指してリハビリ中なのだそうで,まずは良かった。ご本人がそんなに「リ・ボ・ン」に思い入れがあるとは知らなかったが,7人のお子さんとご主人という素晴らしいご家族を支えに(大学で心理学を学んだ長女に勧められたという「1日1ページ日記」は,認知行動療法だと思うが,それを素直に受け入れて生かしていく姿勢が凄い),いろいろなことを「キャンサーギフト」として捉え,前向きな努力を続けていて,いつか見事に「リ・ボ・ン」を歌ってがんサバイバーの希望となる日がくることを願う(個人的には今の「ひとりぼっちたち」を聴いてみたいが)。
- ハモれでぃおのベストヒットアサヒはOfficial 髭男dismの「Happy Birthday to You」だった。セカンドミニアルバム『MAN IN THE MIRROR』に入っている曲で,アサヒはこのアルバムは全部好きなのだそうだ。アサヒって実は物凄く音楽の趣味はオシャレなんだよなあ。
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