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【第255回】 博士後期の入試と講義準備から丸一日講義の日(2019年11月27-28日)
- 6:30起床。昨夜作ったスープの残りとレトルト玄米ご飯にわさび漬けを載せたもので朝食。マンデリンを挽いて淹れ,水筒に詰めて名谷キャンパスへ。今日は博士後期入試で午後は忙しいので,なるべく午前中に明日の講義準備を終わらせたい。
- 午前中どころか14:00まで掛かっても終わらなかった。これから暫くは入試業務なので,講義準備の続きは夕方以降になる。
- 無事に入試業務は終わり,17:00頃から講義準備の続きをしているが,返事に急を要するメールが入ってきたりして中断されるため,20:00現在,まだまだ終わらない感じ。腹が減ってきたが,まだ帰れない。
- 23:35頃に漸く印刷まで済ませ,帰途に就いた。帰宅したのは日付が変わった後だった。適当に晩飯を作って食べたが,こういう暮らしは太るよなあ。
- というわけで,朝起きて体重を量ったら前日比0.5 kg増であった。しかし食べないと元気が出ないので,豚肉野菜炒めを作ってレトルトご飯,冷や奴,野沢菜ワカメと合わせて朝食。マンデリンとコロンビアを半々で混ぜて挽き,ペーパードリップしたものを水筒に詰めてから六甲に出発。
- 木曜は例によって1限から6限まで講義。
- 公衆衛生ゼミは途上国のNCDというトピックで,最初に紹介された論文はこれ。サンプリング方法が面白そうだったが,この論文自体には詳細が書かれておらず文献30が参照されていた。Kish selectionなのに100%近い回収率というのは,国の調査とはいえ凄いと思った。日本だったら考えられない。次に紹介された論文はこれ(付表)で,GBDのデータを駆使してエチオピアの食事関連DALYsとYLLを分析したもので,かなりいろいろな手法が使われていた。そもそも何が「食事関連」なのかをCRAで決めたというのが斬新(その詳細は別の論文に書かれている)。まあ,GBDの一環であるため,すべての詳細を把握しようとすると大変なことになるので,あまりこういうゼミで読むには向いていないかもしれない。休憩を挟んで次の論文はこれ。WHO STEPSと同じ道具立てだがちゃんとサンプリングして,Flammingham Risk Score(既にアジアでも妥当性検証がされている)を使ってミャンマーの都市部と農村部での冠動脈疾患リスクファクターを評価したものであるらしい。データ入力をEpidataを使ってダブルエントリーでやったと書かれているのが面白かった。
- 疫学はBiasの扱いについて。もう何十回も読んでいるが,Rothmanのテキストは表面的なところではなく本質に切り込んでいて素晴らしいと思う。環境保健学はPopulation Pressureについて。丸善の人口学事典の1章の中で「人口爆発と資源危機は現実か?」と題して書いた原稿とも重なるが,Boserupの説にも触れたり,Population-Environment Scoreboardの説明も入れた。
- 5限はM2の院生の相談に答え,6限のミーティングが終わったら,例によって疲れ果てたので,そのまま帰宅した。
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