Latest update on 2021年7月4日 (日) at 18:43:39.
5:30起床。シャワーを浴びて荷造りし,オレンジジュースだけ飲んで出発。途中のコンビニでサンドイッチを買って朝食にした。新長田からJRで新大阪へ行き,予め買っておいた格安こだま指定席で東京へ向かう。今日は大学時代に所属していたソフトボール部のOB会があり,久々にOB交流戦にも顔を出してみる予定なのである。とはいえ,普段全然運動していないので,ちゃんと出場する気はあまりなくて,キャッチボールができれば良いなあと思っている。
新幹線に乗っている時間が長いので,荻原浩『ストロベリーライフ』毎日文庫,ISBN 978-4-620-21028-5(Amazon | honto | e-hon)を読了。父親の脳梗塞で実家の苺農園がピンチとなり,東京に妻子を残して悪戦苦闘するフリーデザイナーの話。NHKドラマ10か東芝日曜劇場で映像化したら良いのではないかと思うような起伏感と,登場するいくつかの家族それぞれのストーリーが織りなす風景が,ラストのあまりにも美しい情景に収束するのは,見事という他はなかった。傑作。品川まではまだ1時間以上あるので次の締め切り仕事をするかな。
公衆衛生学の講義資料が完成したところで品川に着いた。渋谷,駒場東大前と移動し,パスタランチを食べてから野球場へ。暫く誰もいなかったので不安になったが,13:00頃からポツポツと集まりだし,13:30からソフトボール部のOB交流戦が始まった。
キャッチボールをしたときからいろいろ自らの衰えは感じたが,足は動かないし,浅いフライに追いついてグラブに当てたのに落球するし,ダメダメだった。打つ方は年功序列の打順ということで1番打者になったので,内野ゴロ2つ,三振1つ(ワンアウト2,3塁だったので,それこそボテボテの内野ゴロでも転がせば1点入った場面だったのに,初球のど真ん中を見逃してしまった後悔を引きずって低めのボール球を2つ空振りした)の後,詰まったけれどもセンター前にヒットを打ち,5打席目はショート正面のゴロだったがバウンドが変わったのか後輩が忖度してくれたのか知らないがタイムリーエラーを呼び(追記:日曜夜のニュースでみた,イチローさんが草野球で打ったファーストのエラーとしか思えない「三塁打」からすれば,グラブの下を抜けたトンネルだったから,ヒットと言っても良いかもしれない),そこそこであった。試合は最終回,3点のリードを長打攻勢でひっくり返されてサヨナラ負けだったが,久々にソフトボールを堪能できて楽しかった。ありがとう>後輩諸氏
渋谷に歩いてコメダでミニシロノワールとカフェオレを頼み,1時間少々メール送受信とか書類作りとか。ミニと言ってもシロノワールなのでカロリーの塊のような雰囲気は凄いが,今日くらい動けば消費できているだろう。18:30からOB総会。同じ建物の3階でも別の団体のOB会のようなものが行われていて,最初5学年くらい上の先輩と一緒にそちらに案内されてしまったが,参加費が違うので間違いに気づいて良かった。ソフトボール部のOB総会の会場は地下で,現役部員の活動報告を聞いたり(今年は東京都リーグ1部から春のリーグ戦最下位で2部落ちし,秋のリーグ戦最下位で3部落ちしたという残念な結果だった),他のOBの近況を聞いたりし,最後は例によって「ただ一つ」を歌って〆。
そのままJRで新宿に移動し,バスタ新宿から23:50発のJRバス(ドリームルリエというちょっと豪華なやつで,どの席でもほぼ真横に近いくらい座席をリクライニングできるし,大きめの荷物でも頭上の棚に置けるので足下も広い。新幹線よりは安いが1万円以上する)に乗って大阪へ。これだと大変寝心地が良いので,大阪まで熟睡できた。7:50の定刻少し前に大阪駅に着き,そのままJR神戸線で帰宅。浴槽に湯を貯めながらラーメンを作って食べ,入浴してから洗濯中。洗濯物を干したら名谷キャンパスに行って公衆衛生学の講義資料印刷などをする予定。
高大接続システム改革会議「最終報告」の最終ページの図をみると,共通テストの記述式導入の無駄さは一目瞭然に思える。右側の個別試験で記述や小論文が義務づけられるなら,真ん中は無駄でしかない。基本知識は左側のマークシートで問えるのだし。新井紀子さんは3年前のtweetで,数学については各大学で採点という方法で右側に取り込むことを提案されていたが(そうでないなら各大学に記述式の出題,つまり図の右側の部分を義務づけるべきと言われていた),当時tweetで反論した通り各大学にそんなマンパワーはなく,どうせ各大学独自の基準で採点するなら出題もした方がやりやすいに決まっているので,ぼくも右側義務付けが良いと思っていた。結局,真ん中の部分は業者(ベネッセ)に丸投げという(下村氏が仕込んだのであろう)利権案件に帰着した。この話の解決策は明確で(簡単ではないが),真ん中の不要部分を無くし,右側を義務づければいい。少なくとも国立大学はそうする,と決めれば良い。
ぼくはセンター試験の監督も非人間的だと思っているので,左側部分に関しては,英語のリスニングも止めて,その他の科目も全部医学科のCBTみたいにコンピュータがストック問題からランダムサンプルした問題を出題する形にしたら良いと思っている。
名谷キャンパスに来てミニレポート採点と資料印刷を始めたが,時間が経つにつれて筋肉痛が出てきて老化を痛感している。ちなみに明日の公衆衛生学で喋るネタは老人保健(おそらく高齢者保健とでもいう方がpolitically correctだと思うが,公衆衛生の中では伝統的にこの名称になっているのが普通だと思う)で,詳細説明を文章にした資料は長すぎるので,要点を抜粋して作ったプレゼンファイルの8スライド/ページのハンドアウトを両面印刷して配ることにしている。が,これでも長いので,80人分の印刷は時間がかかって仕方がない。
ミニレポートを採点していて,(2)の正解者が少ないのに驚いた。講義中に喋ったことを書き取れれば答えられるはずなのだが,おそらく「2つの問題点がある。1つは~という誤解が広まっていることである。……もう1つの誤解は何か?」という質問文が,係り受けが不整合な悪文だったのが原因であろう。「もう1つの問題点は何か?」と問うべきであった。「……」の部分と同じ内容を書いた学生が多かった。しかし悪文ではあるが,「もう1つは?」と問われたら,問題文中には示されていない,講義中に触れた内容の方を答えて欲しかったところ。
19:20頃帰途に就き,LIFEで食材を買って帰宅。納豆掛けご飯と小松菜のお浸しを作って晩飯にした。
テレビをつけたらグランメゾン東京の前の番組が終わるところで,人気YouTuberが月収数千万円という話が出ていたが,小籔氏を使った人生会議のポスターの経費4070万円という話といい,広告業界の予算規模が肥大しすぎなのではないかと思う。20年近く前から思っていたが,その後も加速し続けている気がする。
今週のハモれでぃおは5人全員でRIFF OFF再挑戦とのことで,2人増えたのが良かったのか,3人が2回目だったのが良かったのか,長く続いて面白かった。やはりMAYUの頭の回転の速さはメンバーの中でも共通認識なんだな。
次の三文字しりとりで,存在しない言葉というお題では,賛否がアウトとなったが,それより前に出た「さんさ」という音も,三叉路の三叉や盛岡さんさ踊りもあるぞ,と思ったが,実は「みんむ」も,minmuというフォントが存在するんだな。実は意外に「存在しない言葉」を探すのは難しいのかもしれない。
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