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【第222回】 ミニレポートチェックと明日の会議の準備を済ませてから忘年会(2012年12月25日)
- 食事
- 6:00に「恋のスーパーボール」が鳴って目が覚めたが,寒くて布団から抜け出せず,6:20まで二度寝。5:50にガス温風ヒータのタイマーをセットしてあるのだが,10分では全然温まらない。昨夜作った豚肉野菜炒めと味噌汁を温め直し,ご飯とともにいただく和風の朝食は,10分で済ませられるのが利点だ。直通2番のバスで出勤。
- ミニレポートチェック
- 「超高齢社会はどうあるべきかについて,考えたことを書いてください」という出題だった老人保健のミニレポートを見ていると,介護を充実させねばという意見と,高齢者も働けるような社会にという意見が多い。講義中に触れたからか,介護予防を促進してDALYsを減らすという意見も多かった。まあ一般的なセンスだと思う。地域のつながりを深めるとよいとか,若者が高齢者を敬うようにとかいった,観念論としてはわかるが,どうやってimplementしたらいいか不明な意見も多い。もっとも(まだ途中だが),今のところ,こちらの度肝を抜くような意見は見当たらない。とりあえず,超高齢社会は自然に到来したのではなく,長寿や家族計画という公衆衛生政策の帰結なのだし,忌避していればいいようなものではないということは多くの学生に伝わったようだ。
- BGM向きの音楽
- 目覚まし音楽としては,村治佳織『Amanda』に入っている「Le ciel」,Aiko『時のシルエット』に入っている「恋のスーパーボール」,AAA『777』の表題曲「777」,相対性理論『シフォン主義』に入っている「スマトラ警備隊」など,いくつかの定番が決まってきたわけだが,仕事のBGMはなかなか決まらないので,いろいろ試し中。G-Clefの『五右衛門』は良かったんだが,いつのまにか見当たらなくなってしまったんだよなあ。というわけで,今日はMAIKOとSalena JonesとOlivia OngをAIMP3のプレイリスト登録してシャッフル再生しつつ仕事をしている。なかなか捗る……と思ったらMAIKOが入っているSJS (Super Jazz Strings)のMidafternoonという曲が凄くて仕事の手が一時停止中。男子フィギュアスケートの高橋選手が使っていたブルースもかくやあらんという感じのヘヴィーでグルーヴィーな入りから,どこかオリエンタルで美しいメロディーに転じ,幽玄郷を彷徨うような中盤を経て再びブルースに戻るという構成が完璧。ここまで凄いとBGMには向かないな。
- ミニレポートチェック終了
- 80人を4回分見ると時間がかかるのは仕方ないところ。時々はっとさせられる意見があって面白かった。レポートを見る限り,公衆衛生学的な視点で学生を刺激することにはある程度成功しているように思う(自画自賛)。
- インスタントコーヒーについて
- インスタントコーヒーの発明者が日本人であるという話についてAGFの人に尋ねてみるという三中さんのtweetを見て,手元のコーヒー本をチェックしたら載っていたので,つい反応してしまった。以下自分のtweetを再掲しておく。「1889年,当時シカゴに住んでいた日本人化学者,ドクター・サルトリ・カトウ氏が現地の業者や化学者と共同開発し,1903年に特許をとったものだそうです。田口護監修『珈琲の楽しみ方BOOK』成美堂出版2003年より。」「(承前)でもカトウ氏らのインスタント珈琲は味も香りもいまいちで評判が悪かったそうです。1906年にベルギー生まれのG.ワシントン氏が独自開発して売り出したものは味も風味も豊かで評判になったそうです。」その後もう少し調べて,以下を追記した。「実はWikipediaのインスタントコーヒーの項にも書かれていました。 archive.orgには1901年のカタログをスキャンしたものがあり,既に開発できていたことがわかります。サトリ・カトウでしたね。」「可溶性珈琲の特許取得が1903年にDr. Sartori Katoに与えられたとは,Ukersの大著All about coffeeにも載っているようです。」名前がサルトリだったりサトリだったりするのは,たぶんサトリだと英語圏の人が発音しにくいのでrが補われたといったところだろう。
- ゼミの忘年会では「心の友」の話で盛り上がった
- M1の院生が三宮の魚とご飯の料理屋(東急ハンズの向かいのブロックの端のビルの6階にある「つきあかり」という店)を予約してくれて,19:00からゼミの忘年会をした。といっても,出席者は自分も含めて4人しかいないので,挨拶とか堅苦しいことは何も無しで,ただ普通に美味い料理を飲み食いしながら雑談していただけだが。インドネシアからの留学生アリムさんがイスラム教徒なのでアルコールを含んだ醤油は使えないと言ったらアルコールを含まない醤油と取り替えてくれたし,鯛の塩釜焼きは塩辛かったがとても美味だったし,最後にデザートとして出てきたシャーベットもいいアクセントになったし,その割に安かったし,とてもいい店だった。難点を挙げるとすれば,BGMの音がやや大きめだったことか。何の文脈だったか忘れたが,インドネシアで一番知られている日本の歌は「心の友」だという話になった。日本人3人は誰も知らなかったので,誰が歌っているんだろうといって皆がスマホで調べたところ,すぐに五輪真弓の作品とわかったが,どうしてインドネシアでそこまで知られているのかはわからなかった。スマトラ大地震のときに復興の応援歌として貢献したらしいが,その遙か前から有名で,アリムさんも子供の頃から知っていたそうだ(YouTubeで素晴らしいカヴァー演奏の動画を見つけたが,そこにも「インドネシア第2の国歌と言われる」と書かれていたものの,どうしてそうなったのかは書かれていなかった。たぶんインドネシアの歌手によるものと思われる動画もあり,何万というアクセスを稼いでいたので,本当に人気があるのだろう。YouTubeには,他にも五輪真弓のCD音源に東日本大震災の復興映像をつけた動画もアップロードされていたが,そちらは著作権的に安全かどうかわからないのでリンクしないでおく)。なお,「心の友」と聞いてまず思い出したのは,ドラえもんでジャイアンがのび太に使うマジックワードだったのだが,あれとはきっと関係ないのだろうな。翌日早いので二次会とかはなく,22:00頃解散し,三宮阪神前からしあわせの村行きバスで帰宅した。明日の研究会での発表内容の整理をしたら1:00就寝になってしまった。
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