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【第265回】 今日は祝日だったのか(2013年2月11日)
- 6:15に「恋のスーパーボール」のイントロで起床。食事をしてゴミ出しをして出勤,と思ったが,今日は祝日だったのか。調べたらゴミ出しは普通通りだったが,バスの時刻が日祝ダイヤなのだった。仕方ないなあ。今日は若草町に出る別ルートを探ってみるか。
- 立ち入り禁止と書かれている柵を乗り越えて,蝮が出ると書かれている森を抜ければ,若草町までは近いと思うんだが,こんなことで捕まると大変恥ずかしいと思われるので自重した。バス停に戻ると,ちょうど妙法寺行きのバスが来た。妙法寺からと名谷からでは,大学までの時間は大差ないので,これに乗った。バスの中から歩きながら大学までの間に文庫落ちした五十嵐貴久『リミット』を読み,読了。これは太田光を奥田役にして(まあ,太田光は関西弁ではないが),江口洋介か大沢たかおを安田役にして2時間ドラマにしたら面白いだろうなあと思った。検索してみたら作者本人がtwitterでイメージは太田と書いていた。
- ソロモン諸島の地震救援について,JOCVの方が中心になって立ち上げられたというfacebookのページ。
- ダイエーでままかり黄金漬け(たぶん,そんな名前だった)と鶏肉とナスとベーコンを買い,Jupiterという輸入食材店(?)で激安のコーヒー豆(マンデリンとコスタリカを200gずつ買って1,000円未満だったから,珈琲問屋より安いし,見た目はそんなに鮮度も悪くなさそうだし,明らかな欠点豆でもなかった)を買ってから,直通終バスで帰宅。
- 粗挽きウインナーの残りを冷凍野菜とともに煮たものと,ままかりの黄金漬けをおかずにして晩飯を食べながら,万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』角川文庫,ISBN 978-4-04-100687-0(Amazon | honto | e-hon)を読了。まあ,万城目ワールドと呼ぶしかないファンタジーなんだが,どれだけ難しい言葉を挙げられるか男女のプライドをかけた戦いとか,かのこちゃんの自由研究「マドレーヌのお散歩地図」(伊沢雅子『ノラネコの研究』を思い出した。マドレーヌ夫人は野良じゃないが,ネコの行動範囲なんて野良でも飼い猫でも似たようなものだろう)といった小学校1年生の教室での情景描写や,お祭りの雰囲気や空き地の風景描写から受ける鮮烈なイメージ喚起,かのこちゃんと刎頸の友すずちゃんとの別れのシーンの可愛らしさ,そして全編を貫くマドレーヌ夫人の気品(としかいいようがない)といったものが渾然一体となって胸を打つ。敢えて時系列に沿ってでは無く,時制を混在させた描き方にしたのも,この雰囲気の醸成には一役買っていると思う。直木賞候補になったというのも納得がいく佳作。
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