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【第441回】 採点とメール連絡の日(2013年8月28日)
- 今日も6:00にGoosehouseの「グッドモーニング」で起床。
- 鍋に水を入れ,タマネギと油揚げを切って入れてからガスコンロに点火。国産豚肉肩切り落とし,ナス,白菜を追加して煮込んでから味噌で味付けした,豚汁のようなものが今朝のおかず。ご飯とともに食べてから出勤。
- 直通2番のバスには高校生が多かった。神戸はもう夏休みが終わったのか? もっとも,長野はもっと早いが。
- バスの中で,このところ読み進めてきた,山中千尋『ジャズのある風景』晶文社,ISBN 978-4-7949-6909-5(Amazon | honto | e-hon)を読了。独特のセンスが素晴らしい。新作CD『Molto Cantabile』を聴きながら読むと至福。こういう文章の切れ味とか物の見方って,努力もしているとは思うけれども,最後は天性のものなんだろう。表紙写真が誰かに似ているなあ,とつらつら考えて思い出したのは,「あさイチ」オープニングでの「あまちゃん」の受けが話題になっている,NHK有働由美子アナウンサーだった。どうでもいいことだが。ともあれ,本書は山下洋輔さんのエッセイ『ピアノ弾きよじれ旅』などが面白いのと同じ意味で面白い,珠玉のエッセイ集なのだが,中でも唸ったのは,「海は広いな、大きいな――How Deep Is The Ocean」におけるイマジネーションの奔放さ,「一本の糸から」における繊細かつ鮮やかな比喩,「所変われば音変わる」が教えてくれる音への感性の可塑性,「九年後の後にも」の深み(これの感想を書き出すと止まらなそうだが時間が無い),「幻聴妄想かるた」「縄跳びとカモメ」「非モテ女の器用と不器用」「食品売り場のヘレン・ケラー」「地球脱出」「手作り残酷物語」の着眼点と言語感覚であった。とくに,「地球脱出」は,あまりにも内容も表現も素晴らしすぎて抱腹絶倒ものであり,とても実話とは信じられない。まあ脚色はあるのだろうけれど。別の意味で,ひどく興味をかき立てられたのは,山中千尋さんが紹介してくれる音楽であった。聴きたいミュージシャンがたくさんできてしまった。GEORGE RUSSELL "African Game",Wayne Shorter "Atlantis",Elvin Jones "Together"とか,Brad Mehldau Trio "Ode"とか,「今なら絶対ブルックリンバンド」に書かれている無名のブルックリンバンド……は見つけられないけれども,そこで「すでに大メジャーとなった」と書かれているBattlesとかDirty Projectorsというのを聴いてみたくなり,CDを探してみようと思った。
- ……なんて語っている暇は無いのだが。
- 研究室に着いて暫くすると電話が掛かってきた。WER-Jの作業をしてくださっているKさんからで,ネットワークの調子がおかしいという。早速見に行ってみたら,確かにコンピュータはインターネット接続できていないので,まずHUBの電源を入れ直してみた。症状が変わらないので,次はHUBを介さずに,直接部屋に入っているケーブルをコンピュータにつないでみた。けれども改善しない。E棟は普通にネットワークが動いていたので,その階のスイッチがおかしいか,建物のルータがおかしいか,DHCPサーバがおかしいかのどれかだろうと思われた。2階の事務室に行ってみたら,事務室も含めてC棟全体がおかしいそうで,A先生が既に対策を進めているところということだった。
- ちょっとtweetを拾っておく。金子勝さんのこれを読んで思ったのは,もちろん除染するなら効果的にしなくてはいけないが,それ以上に,除染だけ国直轄ではなく、東電をいったん潰して(株を紙くずにして!)経営も国営にするのが筋ではなかろうかということ。もちろんこれは暴論だし,筋を通すことが難しいのはわかるけれども。
- 柏野さんが米国の統計データAPI提供に比べて日本はExcel/PDFベースで恥ずかしいという主旨のtweetをしていらしたので,まあ,もちろんまだ主流はそうなんだけれども,日本人口学会で耳にして,その後公開された次世代システムの話をtweetしてみた。中で触れた,日経のオープンデータ情報ポータルの記事は参考になる。
- 昼前にはKさんからメールが届いたので,C棟のネットワークトラブルは解決した模様。ひとまず良かった。昼飯を買ってこよう。
- 昼飯の後もメール連絡とか某査読仕事とか。19:20頃研究室を出て,途中で某査読仕事の結果といろいろな意味で断れない原稿依頼手紙の承諾の返事を投函してから名谷駅のPATIOの時計店に行き,腕時計のバンドの長さを直して貰った。525円だった。ダイエーで食材を買ってから,直通終バスで帰宅。
- 『あまちゃん 歌のアルバム』が届いたので聴いてみた。楽曲そのものもさることながら,脳裏に浮かぶドラマのシーンがあるので楽しめる。GMT「地元に帰ろう」は,初めてフルコーラス……メンバーが地名を叫んだ後に,サンバ風の演奏とスキャットから大騒ぎというわけのわからないエンディングに至るまで……聴けた。ボーカルはきわめて不安定なのだが,そこが良い。ドラマのシーンが浮かぶという点では,潮騒のメモリーズによるお座敷列車版『潮騒のメモリー』と,いっそん+北三陸高校潜水土木科生徒の『南部ダイバー』が素晴らしい。これは「あまちゃん」ファンなら必聴であろう。
- プロ野球,敵ながらバレンティン選手の51号は凄いと思う。逃げなかった岡田投手も偉かった。が,ドラゴンズファンとしては,下位打線678の三連発が嬉しかった。しかしこの試合の大味さは,落合監督時代からは考えられない。近藤監督時代の野武士野球に戻った感じ。まあコーチ陣がその時代の人たちだから当然か。骨の髄からドラゴンズファンな人と素人には,これはこれで面白いのだが(まあ,高橋周平選手は将来の主軸として期待を抱かせてくれるし),ナゴドには向いてないなあ。この路線で行くなら,もっとホーム球場を狭くしないと,ホームで勝てない試合が続きそう。
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