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【第486回】 『羅生門』(2013年10月13日)
- 7:30起床。久々に寝坊した。豚肉野菜炒めを作り,朝食はそれをラーメンに載せたもの。昼飯はご飯に載せたもの。洗濯物が溜まったので洗濯をして干すのが手間だった。
- 漸く,水曜日のカンパネラ『羅生門』を聴いた。1曲目の「モノポリー」とか5曲目の「マリー・アントワネット」や,おまけCDの「大五郎」のような,お洒落でアップテンポなメロディーの電子音楽の演奏にコムアイさんのラップでシュールな歌詞が展開されるスタイルが特徴的だが(YouTubeに載っている「お七」のPVに代表されると思う),2曲目の「素子」とか6曲目の「アリババ神帝」のようにポップなメロディを,コムアイさんが細くて高い声で,微妙に不安定に歌ってくれる(リズムは完璧だが,ピッチをわざと微妙に揺らしている気がする)のも,相対性理論やパスピエと似たものを感じて中毒性がある。なお,8曲目の「竹久夢二」の詞とメロディは奇を衒ったところが一切無く,素晴らしく叙情的な世界が展開されるのだが,それはそれで良かった(YouTubeのPVは変だけど)。コムアイさんは,インタビューなどを読んでいると,面白いと感じたことには臆せず飛び込んでしまうという意味で,まるで「あまちゃん」のアキちゃんのような人なのだが,このバンドは能年玲奈さんに好かれる属性を備えていると思う。『羅生門』とイラストを添えて,11月4日のりんご飴音楽祭の招待状を送ってあげたら来てくれるんじゃなかろうか。
- なお,「マリー・アントワネット」からは,どこかで似たようなコンセプトのラップを聴いたことがあったなあ,という印象を受けて,つらつら考えていたのだが,思い出した。随分前に,「学校へ行こう」というテレビ番組のB-RAPハイスクールというコーナーで,Co.慶応さんがやっていた歴史ラップだ。あの路線へ展開しても面白いんじゃないだろうか(Co.慶応さんは,去年から活動再開されているそうで,お勉強ラップの1つとして世界史ラップもreviseして公開されている)。
- 午前中は洗濯物を干したりメール送受信をした程度で,ぐだぐだと過ごしてしまった。
- 家で仕事をしていたが,ノートパソコンの初期設定の続きをしなくてはいけないので,15:52の若草町経由名谷行きのバスで出勤予定。
- 若草町経由は,途中で下の道に降りて若草町バス停に停車するだけで,また元の道に戻って落合団地も経由していくのだった。研究室に着いて,ノートパソコンにインストールするOfficeやセキュリティソフトの準備をしたのだが,アップデート作業の途中で「再起動しますか?」のダイアログが出た状態でスリープしていたので,その続きをさせた。初期設定が終わる前に復路直通最終バスの時間になったので,今日もそのまま帰途に就いた。
- 復路バスで,落合博満『戦士の休息』岩波書店,ISBN 978-4-00-025912-5(Amazon | honto | e-hon)を読了。先頃ドラゴンズGMへの就任が決まった落合さんが書いた映画論である。もちろん映画論だけではなく,野球の話もチョコチョコ出てきて,それも興味深い。高校の野球部で先輩からの理由無き鉄拳制裁に嫌気がさし,登校せずに一日中映画館で過ごした日々があって,それ以来の映画ファンだとは知らなかった。落合さんはチャップリンの「モダン・タイムズ」をナンバーワンでオンリーワンと絶賛しているが,ぼくもそれは同感。最高の喜劇であり,最高の悲劇であり,かつ最高の社会風刺でもあり,最高の名曲を聴かせてくれる映画でもあったと思う。
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