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【第603回】 文書作成とデータ入力とlab. meeting(2014年2月18日)
- 6:00起床。朝飯は,数日前に業務スーパーで買っておいた,冷凍グラタンを電子レンジで6分加熱してできあがり。手抜きもいいところだな。4番のバスで出勤。
- 今日は19:30からのゼミまでは決まった急ぎの仕事はないので,文書作成とデータ入力ができそう。
- 日本版NIHのの看板は「健康・医療戦略」だが,官邸サイトに掲載されている「戦略」を読むと,医療技術イノベーションに重点が置かれていて(基本的に,事業としてリターンが期待できるところに集中的に資本投下するという発想で),健康増進とか予防のための社会基盤整備への配慮はほとんどなく,相変わらず公衆衛生が軽視されている。こういうことをやっておきながら医療費亡国論だとか超高齢社会が来るから年金が破綻しないために増税しなくてはとか,片腹痛い。とくにわかってないなあ,と思うのは,(1)のウなど,メタボリックシンドロームについて日本の腹囲の基準値が不適切だというエビデンスが特定健診実施当初からいくらでも出ているのに一向に改訂しないでおいて,何を言うかという感じ。新たなコホートを設定するよりも,死亡小票を使いやすくしてくれるとか,米国並みにオンラインで公開してくれるとかが先決と思う(あるいは,社人研の石井太さんが研究として進めて,できたところから公開していらっしゃるJMDにちゃんと予算を付けて都道府県別生命表と死因別損失余命を迅速に完成させるサポートがあると,公衆衛生学的には大きいのだが)。(2)もせいぜい一次予防以降のことしか考えてなくて,暮らしていて気持ちのいい生活環境やソーシャルキャピタルを高めるような施策への意識が希薄なのが残念。
- 早めの昼食を食べながら,ビジネスとしてのハブホストの操作によるネット世論形成の可能性をつらつら考えていた。pdfで公開されている以下の文書は参考になる。村上雅俊・谷田則幸「世論形成のネットワーク分析−年金保険料未納問題を事例として−」,宮西洋太郎「世論形成のための意見収集・形成システムの試作−汎用的意見交換Webサイト−」,矢久保考介「複雑ネットワークの統計的性質」。
- 19:30からのミーティングは院生の調査用の質問紙の内容検討会で,21:30過ぎまで。参加人数は少なかったが,実質的なディスカッションができた。その後ポルトガル語のQFA(FFQをポルトガル語ではこのように略するそうだ)を検索し,院生にメールしたら22:10になったので帰途に就いた。
- 途中,妻から電話があり,帰ってすぐに調べ物をして電話で返事するなどしていたので,日付が変わってから晩飯。マカロニと冷凍野菜と鶏肉ウインナーと白菜を茹で,キムチで味付けして食べた。
- 風呂に入って眠れたのは2:00近くなっていた。
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