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【第630回】 会議だらけの日の後,夜行バスで高知へ行ってオセアニア学会参加(2014年3月20日〜22日)
- 木曜は朝,今度大学院に入る学生からの相談に応じ,13:00からは保健師コースを大学院に移すことでの公衆衛生・疫学・統計学関連科目について,看護の先生たちからの相談に応じ,14:50に名谷キャンパスを出て六甲に向かい,16:00から留学生センター運営委員会が17:30頃まで。阪急六甲まで歩いて三宮に出て,4月の人口学会理事会のためのJRチケットを買ってからみずほ銀行のATMで現金を引き出し,市営地下鉄で名谷に戻った。弁当屋で晩飯を買い,研究室で食べてからオセアニア学会の発表準備。
- 三中さんのtweetで,Annual Reviews of Statistics and Its Application創刊を知った。三中さんのtweetにも書かれているが,確かにいまのところ創刊号の論文のpdfは無料でダウンロードできた。
- 発表準備は終わらなかったが23:00に研究室を飛び出して名谷に走り,三宮バスターミナルに着いたら,もう高知行きのバスが入線していた。あっという間に眠りに落ち,翌朝6:00頃高知駅に着いた。朝食をとるべくファミレスを探して放浪したが,結局見つからず,はりまや橋近くのコンビニでおにぎりを買い,川を眺めながら食べた。桜の蕾がだいぶ膨らんでいるが,風が冷たくて,春は未だ先な感じ。
- 高知駅まで戻ってekicafeに入り,320円のカフェオレを買って腰を落ち着けた。ここで発表準備を済ませよう。桂浜行きのバスは11:43発に乗る予定。準備が終わって時計を見たら11:30だった。ギリギリで間に合った。
- 5分遅れくらいでバスが来て,はりまや橋などを経由して桂浜の坂本龍馬記念館前のバス停を降りたのが12:20頃だった。会場の国民宿舎桂浜荘まで5分ほど歩き,受付ロビー奥のレストランで昼飯後,階段を下りて受付を済ませた。まだ時間があったのでekicafeで完成させた資料を印刷して貰い,宿舎の事務所に頼んで1枚10円で50部コピーして貰った。
- 最初の4題は自分の発表も含めてパプアニューギニアのさまざまな研究発表,コーヒーブレイク後はシドニーのマオリコミュニティの話と,パラオ現代歌謡の話と,サモアとトンガのファインマットの扱いの違いの話だった。その後総会は何事もなく終わり,晩飯の後懇親会まで平和に進んだ。2日目はグアム島のラッテ期の遺跡の分布と水資源についての論考と,石垣島のgeoarchaeology研究,ミクロネシアの外交儀礼,ロンゲラップ島から放射能汚染のために避難した元住民が未だに生活圏を回復できずにいる話,フィジーのスヴァ近郊集落におけるメラネシア系移民を通してみたグローバル化,と続いて,最後がガダルカナル=マライタの民族紛争における人々の対応についての研究、任△辰拭・匹譴盒縮・爾は誕蠅任呂△辰燭・ぜ禅燭魎泙瓩ニ25分だと少し短いか。
- 帰りのバスが出るまで時間があるので,せっかく桂浜まで来ていることだし,坂本龍馬記念館と桂浜の坂本龍馬の銅像を見てから帰ることにした。龍馬記念館の2階と3階の特定の場所からは海の上の幻の道路を走っていく車が見えて楽しい。動画を撮ってYouTubeにアップロードしてしまった。出口のところの売店で売られていた『幕末コンクリート』という音楽CDを買ってから,龍馬の銅像を見ようと外に出た。この日は暖かくて,バス停近くの桜が綺麗に咲いていた(写真参照。綺麗に撮れたので,久々に写真集にも掲載した)。遊歩道もなかなかいい感じで,5分ほど歩いて下から見上げた銅像は,太平洋を昂然と見つめる姿が格好良かった。
- バス停に行ったらオセアニア学会参加者が何人かいて,次のバスまで相当かかりそうだったので,タクシーに分乗して高知駅に行くことになった。高知駅から北側に暫く歩いたら北欧館というカフェ&グリルがあったので漸く昼食。値段がやや高めだが,四万十産の豚肉を使ったハンバーグとのことで,それなりに美味であった。
- 長距離バスで三宮に戻ってからJRで神戸に出て,本屋で何冊か(筒井康隆『創作の極意と掟』,河北新報社『河北新報の一番長い日』,水口博也『プロに学ぶデジタルカメラ「ネイチャー」写真術』など)買ってから,成城石井で少々食材も買って,神戸市営バスに乗り込んだ。バスの中で,買ったばかりの,高木敦史『演奏しない軽音部と4枚のCD』ハヤカワ文庫,ISBN 978-4-15-031151-3(Amazon | honto | e-hon)を読み始めた。面白くて止められず,晩飯を食べながら読了。人の死なない学園ミステリ系。「4枚のCD」とは,この作品が4つのエピソードからなる連作短編であるのを示すと同時に,最初のエピソードの鍵でもあるという仕掛けも楽しい。ちなみに,この4枚組CD,The Flaming Lipsの「ザイリーカ」というのは実在し,この作品で書かれている通り,4枚を同時に再生して初めて音楽として成り立つように作られた作品だった。第2話に出てきたマグマというプログレバンドも実在(リンク先はWikipedia)し,作品もこの小説で取り上げられている通りのようだ。とても聴いてみたくなった。
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