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【第773回】 国際協力研究科の院試(2014年9月1日)
- 8月31日の日曜日は,午前中かなりの寝坊をしてしまったので,自宅で仕事。添削がおわったファイルを院生に送るのが夕方になってしまったので,大学には行かず。今日もドラゴンズは負けた。カープが強いのかもしれないが,2カード連続で3タテを食らうのはファンとしてキツイ。
- 9月1日の防災の日は国際協力研究科の院試があるので,六甲台と名谷を行ったり来たりしなくてはならない。まずは冷凍ライスバーガーを電子レンジ加熱したものと,冷凍フルーツを入れたヨーグルトで簡単に朝飯を済ませ,燃えるゴミを集積場所においてから,始発バスで名谷へ。9:30頃までは成績処理仕事をする予定。
- 9:35に研究室を出て雨の中を名谷駅へ。新長田経由JRで六甲道に出て,バスで六甲台キャンパスに着いたのは10:40だった。試験時間中待機して,業務を済ませたらいったん名谷に帰ろうと思っていたが,時間が微妙かつ雨がひどいので,夜の会議まではフロンティア館で仕事をすることにした。
- 院生からのメールでの問い合わせに答えたら16:00を過ぎた。たぶん夜の会議まで残り3時間足らず。
- 「デング熱の疑い、都内で十数人 代々木公園で感染か」という見出しの記事が日本経済新聞に出ているが,発熱だけでは何ともいえないので,確定診断の結果が待たれる。ここに書かれているように,急激な発熱の他に急激な血小板減少が必須所見だし,随伴所見として頭痛,筋肉痛,関節痛などがあれば,もう少し特異度が高まるけれども,日経の記事を読む限りでは,この十数人は代々木公園に行って発熱したために検査中というだけのようだ。ちなみにデング熱のbasic reproduction number(R0)については,蚊が媒介することもあり,いろいろな推定方法があって複雑だが,この論文のTable S1(のソースはこの論文)によると1〜6程度,ブラジルのデータで2.36とか,イースター島でのアウトブレイクでは27.2(95%信頼区間が14.8〜49.3)という論文も出ているが,概ね3〜6と考えられるので,もし確定患者数が6程度で収まれば,最初の輸入症例から1匹あるいは数匹の蚊が媒介して直接感染させた患者だけということになるし,そうでなければ代々木公園でデングウイルスに感染した患者から,さらに別の蚊が媒介して感染拡大させた可能性が出てくる。代々木公園に行った日と発症した日も含めた情報が一覧で出てくれば,もう少しちゃんと分析できるんだが。あと気になるのは,すべての患者について,デングウイルスはD1だったのか,発症後にヤブカに刺されたか(刺されるような場所に行ったか)。当然,確認していると思うが,その辺りの情報がメディアに出てこないのが歯痒い。
- 夜の会議が終わったのは19:50頃だったと思う。阪急六甲から三宮に出てバスで直帰した。
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