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【第849回】 入試とか(2014年11月26日)
- 6:00起床。夜半過ぎから腹をこわして体力が削られた(賞味期限をやや過ぎたもずくが悪かったのかもしれない。別に変な味や臭いはなかったが,たんに食べ過ぎたのかも。自分の胃腸の強靱さを過信しすぎた)。朝食はうどんと油揚げと豆腐。
- 眠っている間に届いたメールへの返事を打ってから,3番のバスで出勤。久々にHitme&miggy『音には色がある』を聴いてきたが,何度聴いても素晴らしいアルバムだと思う。基本的に管とピアノの2台だけで宅録されたインストなのだが,音の広がりと厚み,それ以上に実に楽しげな空気感が感じられるメロディラインに癒されると同時に元気が出るという奇跡的な傑作。
- 今日の午後は大学院博士後期課程の入試があるのと,夜にはsubjective well-beingについての海外の研究者の発表があるので,溜まっている仕事をするのは午前中が勝負だ。とはいえ,明日の講義準備までは午前中では到達しないだろうな。
- 暫く見ないうちに,Asia Pacific Journal of Public HealthのIFが1を超えていて,公衆衛生学雑誌と同じく電子投稿になっていて驚いた。投稿料が25ドルかかるのと,隔月刊でオンライン発行から巻号頁が付いた紙媒体が出るまで1年から2年くらいかかっていそうなのはネックだが,受け付けている論文の幅が広そうだ。
- 東大総長選の第二次候補者の中に長谷川寿一さんが入っているが,もし当選したら,東大も京大も総長(学長)が人類学者という面白いことになるなあ。まあ,進化心理学と霊長類学でフォーカスは違うけれども,広く言えば人類学には違いない。
- Graz大学の教授による主観的Well-beingの講演はコンパクトにまとまっていてわかりやすかった。ちょっとパフォーマンスに引きずられて,質疑応答の時間に,調査対象者が言いたいことと調査者による解釈の乖離による誤分類はないのかという質問をしてしまって,今回のあれはちょっとしたエクササイズで,調査するときはValidationされた質問紙を使うこと(そういえば,講演中にも,Valid and reliable questionnairesとして,ABS,PANAS,SWLS,OHI,MSLSSを紹介していた。ただし翻訳するときは文化的な側面に配慮することが重要で,かつValidityが保たれるかどうかわからないと言われていた)で対処するという至極当然のお答えをいただいてしまった。失敗した。文化の差異によってcross-culturalな比較が困難になるという話の中で欧米とアジアの違いにしか触れられていなかったところについて,アフリカやオセアニアではどう考えるのかという疑問点の方を聞けば良かった。なお,アジアのreligionなどとしてBuddhismとConfucianism(儒教)を紹介されていたのに対し,日本にはShintoismやAnimismもあって,アジアといっても国によって違うはずという突っ込みも入っていたが,儒教的世界観を挙げられていたということは,おそらくCES-Dの回答の逆転項目に見られる東アジアバイアスの話も踏まえてのことなのだろう。その辺り突っ込んだ質疑もしてみたかったが,そういう時間はなかったし,まだ明日の講義準備とか昨日締め切りだったパワポ資料とかが未完成なので,研究室に戻ってきた。しかし直通終バスの時刻では間に合わなそうだなあ。
- 結局,湊川公園廻りの終バスになった。帰宅後,洗濯機を回しながら,鶏肉団子と野菜を入れたスープを作って,電子レンジで加熱した餅を1つ入れて晩飯にした。部屋干ししてからもパワポ資料づくりをしていたが,終わらないうちに3:00を過ぎ,力尽きて眠った。
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