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【第885回】 補講3コマ(2015年1月6日)
- 6:15起床。豚肉野菜炒めを作り,冷奴と白い御飯に合わせて朝食。昨夜買ってきたグァテマラを淹れて飲んだ。
- メールを見たら人口学会仕事の追伸が届いていて,この形式ならすぐできるなあと思ってエクセル形式で届いたファイルを2つのテキストファイルに切り分け,Rで簡単なコード(2つのファイルの片方にしかないメールアドレスからなるリストを互いに作るだけなので,for ( in )と%in%を使うだけで簡単にできた。最初半角スペースに気づかず%in%でunmatchになるものが多すぎたが,エディタで半角スペースを検索全置換して問題解決した。ただし,新しいはずのリストが必ずしも新しくないという問題があって,これで終わりとはいかないことも判明してしまったが。とりあえずメールを返して待ちだな。
- 今日は1限から3限まで,12月25日にやむを得ない事情があって出席できなかった学生のために公衆衛生学の補講をするので,往路バスは3番。
- 9:00から14:40まで昼休みを挟んで3コマ連続で講義。終わったら疲れ果てていた。12月25日にやった講義とネタは同じなのだが,つい詳しく喋りたくなってしまうので,時間配分は同じにはできないのだった。
- メールの返事とか木曜の講義準備とかしていたら,あっという間に18:30になってしまった。
- 録画しておいたNHKプロフェッショナル仕事の流儀「脅威のエボラ・英知をかけて挑む:ウイルス学者・高田礼人」(注:本当はハシゴ高)を見てから(前から誰かに似ていると思っていたが,風貌的には俳優の浅野忠信にそっくりなんだな。そこにもってきて剣道をやっているなんて,武士過ぎる。ともあれ,5種類のエボラウイルスのすべてに有効な抗体の発見という素晴らしい成果も感動的だったが,それ以上にザンビアで現地の技術者を独り立ちさせようという方向性が良かった。具体的にどうやって技術移転したのかをもう少しきめ細かく描いて欲しかった気もするが),直通終バスで帰宅。ベーコン野菜炒め(味付けはスウィートチリ)と柚子酢を掛けたもずくと白い御飯とヨーグルトで晩飯。美味。
- 大友良英『学校で教えてくれない音楽』岩波新書,ISBN 978-4-00-431520-9(Amazon | honto | e-hon)を読了。音楽には何が正しいなんてことはなくて,帯にも書かれているように「音痴はない。」というのが本書の最大のメッセージ。音遊びの会も「ええじゃないか音頭」(例えば多治見バージョンとか,フェスティバルFUKUSHIMA! 2013とか,YouTubeに多数アップロードされている。ついでに見つけたので余談だが触れておくと,Sachiko Mさんの唄による地元に帰ろう音頭とか,大友良英スペシャルビッグバンド版「暦の上ではディセンバー」なんてものもYouTubeに載っているのには驚いた。後者は久慈の商店街? をマーチングしながら,あまくらぶがキレのあるダンスを披露していて素晴らしい。前者はSachiko Mさんの声がとても魅力的なんだが,最後のサンバパートが短いのが残念だった。「地元に帰ろう」は,やはり2013年紅白バージョンが最高だったし,「あまちゃん」は,2013年紅白で流れた真の最終回を含めて奇跡的な名作だったと思う)も音楽が演奏されて聞く人がいて,踊ったりする人もいて,みんなで楽しむ「場」ができればいいという思想が大友さんの根っこにあるのだけれども,その考え方がどうやって形作られてきたのかということが,大熊ワタルさんと上原なな江さんをゲストに迎えた「音を出す」ワークショップ,テニスコーツのさやさん(YouTubeを検索してみると,すぐにライブが見つかるのが凄い時代になったと思う)をゲストに迎えた「うたってみる」ワークショップ,Phewさん(久々に目にしたお名前だが,終曲とか微かに記憶に残っている)とさやさんとの「いい歌ってなんだろう」対談,沼田里衣さん,雨森信さんとの「学校じゃないところの音楽」対談を通してわかるようになっていて,それが終章「学校じゃないところで教わった音楽」でまとめられるという構成になっている。ぼくも歌うのは下手だが,音楽はジャンルを問わず幅広く好きだし,衝動的に買ったけれどもまともに練習する時間が無いので時々適当に音を出すだけでちゃんと曲なんか演奏できなくて,それでもウクレレの音っていいなあと楽しんだりしているので,大友さんの言わんとするところはわかる気がした。もう一つ本書で繰り返し語られるのは「ステージに上がる楽しさ」ということで,「学校じゃないところの音楽」の章で語られる成果を知ると,それは確かにそうなんだろうなあと思う。これは「音楽は誰でもできる」だけじゃなくて,逆に言えばライブ会場での聞き手は受け身ではなく主体的にライブに参加するのが当然だというスタンスでもあり,考えてみれば音楽だけじゃなくて大学の講義とか学会発表だって同じなんだよなあ,とも思った。あとがきに書かれていた本書成立の経緯がまた素晴らしかった。東海中高「サタデープログラム」と岩波編集の十時さんに乾杯。
- 「オサレもん」を見てから就寝。お笑い芸人以上に松岡茉優さんのMCが素晴らしい。
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