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【第955回】 シラバス入力締め切りと会議(2015年3月19日)
- 6:00起床。レトルトご飯を電子レンジ加熱し,辛子明太子を載せて食べた。手抜き朝食。
- 可燃ゴミを出してから3番のバスで出勤。
- 今日は13:00から教員会議やFDがあるのと,シラバス入力締め切り日。
- が,メールへの返信をするだけで昼になってしまった。
- 今日は「問題のあるレストラン」の最終回なので,それを見ることを楽しみにしていろいろな仕事を片付けたい。Goosehouseは,『Milk』に入っている「PopUp!」も「問題のあるレストラン」に合う曲だと思う。
- 今日は教員会議とFDと教授会で5時間かかった。疲れ果てたが,その後2時間弱,メールの返事を打ったりシラバス入力をしたり。20:00になったので,そろそろ帰途に就く。
- 終バスで帰宅。会議疲れで料理をする気力が無く,辛子明太子と冷奴と白い御飯という晩飯。
- 広げた風呂敷をどう畳むのか注目の「問題のあるレストラン」最終回は,約5分のオープニングだけで外の問題がいろいろ片付き,ビストロフーにはきゃりーぱみゅぱみゅが客として来店し,客全員を巻き込んでCupsをやるという,Anna KendrickのMVへのオマージュ(とはいえ,本家の方が遙かに格好いいのが残念だったが)まで完了してしまった。外の問題がどうやって片付いたのかを,あと2回くらい使って丁寧に描いてくれた方が良かったのだが,全10回では尺が足りなかったということなのだろう(鏡子さんの離婚調停と親権問題はどうなったのか明示されなかったし,結局のところ五月さんへのセクハラ問題がどう決着したのかも明示されなかった。なんとなくうまく行ったことを暗示はするが)。詳しい説明もなかったが,たぶん五月さんが取材に応じていたものを含めたメディアによるバッシング(リアルだったのは,直接取材した一誌だけではなく,様々な雑誌やスポーツ紙がよってたかってバッシングしたと思われる描写)が起こって雨木社長が辞任したということか。その後は,実はビストロフーの方もクレーマーによって閉店寸前に追い込まれていたことが示され(注:見ているときは,烏森弁護士がなぜ動かないのか疑問だったが,専門違いなのと,訴訟でも起こしてくれれば別だが,クレーマーの匿名性から動きようがなかったということだろう。その辺り,烏森さんの悔しい思いを吐き出す台詞が一言でもあれば良かったと思う),奇跡が起きない限りはその日が最終営業,という一日が丁寧に描かれる展開。間にチカが異母弟に贈った言葉とずっと鍋やフライパンを振り続けたのであろうと思わせる右手の指で泣かされたり,虹が見えたり星が見えたり,自己効力感が低かった鏡子さんや給仕の仕事に最初は誇りをもてずにいた「ゼネP」新田さんが自分も含めたフーへの愛をストレートに表明してみせたり(「罰ゲーム」という突っ込みの入れ方を決めた気持ちが背景に暗示されるのが上手い),たま子が夢に見たレストランが夢であることが明らかであるが故に儚く美しかったり,といった場面が挟まれたが,結局ビストロフーも閉店してしまった。ここで終わりでも良かったし,その後の1人1人を断片的に描くのでも良かったような気がするが,話は突然300日後になって,コメディタッチで続編の含みをもたせた展開まで描かれて終幕となった(まあ,確かに300日後の髪型や服装から,それぞれの300日を想像することはできるんだが……)。Pitch PerfectはBarden Bellasが優勝し,BecaとJesseが心を通い合わせて幕を閉じるのでスッキリするが,本作は,Anna Kendrickの"When I'm gone"で示される旅立ちエンディングへのオマージュなのかもしれないが,結局レストランとしては問題があるまま終わるので,今ひとつ釈然としない。雨木社長を絶対悪として描いてしまったためと,たま子が門司シェフを永遠の少年に留めておきたいと望んでしまった(門司シェフのtonerにはなりたくなかった)ため,たま子の夢に出てきたような理想のレストランが実現する大団円を迎えることは確かに難しかったと思うが,別のラストシーンもあり得たと思う。例えば,バッシングに耐えられず辞任前に雨木社長が自殺に追い込まれ,母も蒸発してしまって途方にくれる異母弟を目の前にして放心状態のチカが,門司シェフの料理を食べて再起すると同時に,転がり込んだ遺産を使ってシンフォニックの場所でフーを理想のレストランとして甦らせるとか(そこまでジェットコースターにしてしまうと,他の人の脚本になってしまうか?)。または,伊達さんがクレーマーとの和解には失敗したけれども,別の場所を提供してくれるという,ちょっとご都合主義の展開もありえた。既に表参道で固定客も付き始めていたようだし,従業員の気持ちから言っても,客を大事にすることを考えても,何とかして表参道で店を続ける方が筋が通っている(屋台とか移動販売にしてもいいわけだし)。そうせずに,フーをいったん閉店した300日後に,海だとますます麦わらの一味の海賊旗のように見えるフーの旗を掲げて(3Dに×がついて2Yだったことのオマージュであるなら,300日でなくて2年の方が良かったと思うが)最初から始める展開を選んだのは,たぶん,現実には世間の問題は何も解決していないから視聴者はゼロから始めなくてはいけないわけで,そういう視聴者にエールを送りたかったのだろう(サブタイトルが「頑張れ,女の子!」だったし)。永遠の少年門司シェフが変わらぬライバルでいてくれる中でゼロからの(だけど「仲間がいるよ」という状態で)再起を図るエンディングは,まあ意図はわかるが,かなりONE PIECE的で,人によって好き嫌いが分かれると思う。それでも,役者の見せる一瞬の表情だったり,作中人物そのものの魂の叫びであるかのような台詞だったり,公園でシューベルトのピアノソナタをシェアする3人娘の美しさだったり,宝石のような瞬間がいくつもある,いいドラマだった(鵯記に書き散らした,このドラマについてのメモのまとめ)。
- 23:00からシラバス入力の続き。しかし,0:00を過ぎた瞬間に更新不能になるとは想定外だった。若干修正できないままになってしまったので,教務学生係にメールであと半日修正させてくれるように依頼してみた。それにしても,3月19日締め切りという設定の意味がわからない。なぜ月曜公開でなく,金曜公開にしたのだろうか。
- 松井秀喜『エキストラ・イニングス 僕の野球論』文藝春秋,ISBN 978-4-16-394208-7(Amazon | honto | e-hon)を読了。これ,高橋周平選手に読んで欲しい。野球をやる人なら誰でも,本書から得られるモノは大きいと思う。もちろん,自分でやらない,見るだけの野球ファンにとっても興味深い記述は多いのだけれども。大学で野球部に入っている息子にも読ませたい。
- 『風に立つライオン』の予告編を見たら,早く本編を見たくなった。中盤から明確になる命のリレーというテーマは,考えてみれば,上橋さんの守り人シリーズのバルサと共通なんだな。フィールドワーカーなら誰でも,自分が何者であるかという問いに対峙せざるをえないが,予告編終盤,Amazing graceのメロディを背景に,"I'm a doctor!"と叫んで銃を取ることを拒否する大沢たかおには泣かされる。
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