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【第1121回】 4コマ講義2回目の終了後名谷に来てメールを見たら,既に「ベビ待ち調査」が立ち上がっていたので広報する(2015年10月8日)
- いろいろ夢を見ていて,目が覚めたら5:56だった。別に寝苦しくはないのだが,熟睡できてない感じ。眠い。
- 豚肉細切れとナスとピーマンをオリーブオイルで炒め,みりんとスウィートチリを掛けて暫く馴染ませたおかずを作り,白いご飯とで朝食を済ませた。飲み物はケニア・ハイグロウンという紅茶にした。ちょっとアッサムに似た風味で苦みが旨い。
- 三宮,JR六甲道と経由し,まだ左足が若干痛むのでバスでGSICSへ。今日は4コマ講義の2回目だが,前期と違って1限目から3限目までは院生の発表が中心になるため,より瞬発力が必要になる。そこが面白いところでもあるが。
- SDGsの発表は各人各様で面白かった。午後の疫学は,これまで長年やってきた中で,たぶん最高に工夫された説明になっていたと思う。それでも他の参加者には一度では伝わらなかったのが疫学の難しさということか。環境保健学特講では生態学と人類生態学のフレームワークについて説明し,最近の技術革新による生態学の進展として,2013年にGreg Asnerが行ったTED talkを紹介した。
- 講義後,プロジェクターの鍵を返しに教務に行ったら,新入生ガイダンスで配る,新入生向けの保健医療論(国際保健)分野の推薦図書についての資料の修正という仕事が出てきて,30分ほど教務で作業した。凝ればもっといろいろ書けるが,たぶん初学者にそんなに専門的な本を薦めても仕方ないので,最小限の加筆にとどめた。
- 名谷キャンパスに移動してメールを見たら,人類生態同窓会メーリングリストで,10月1日に書いた研究企画と一部共通の目的をもった研究が,ぼくの研究室の後輩であり,ぼくが助手になった時に卒論を指導した小西祥子さんによってベビ待ち調査(妊娠待ち時間に関する調査研究)として既に立ち上げられていることがわかった(小西さんはシアトルに移った後のKathyやDarrylと共同研究をしてきたし,ぼく以上にこのテーマにフォーカスした研究を続けてきている,業績もあって信頼できる専門家である)。妊娠待ち時間がわかれば,その逆数として受胎確率が推定できるのだが,彼女の研究では企業からの協力を得て妊娠検査薬を使うことにより,見かけのではなく総受胎確率が推定できることになる。ともかく十分な数の研究参加者が集まるかどうかが,この研究の成否を左右するので,是非多くの方々にご協力いただきたい。twitterで「妊娠しやすさ」を問題にしていた方々やそれを記事として取り上げた新聞各社の方々も,広報にご協力いただけるとありがたい。ただ,かなりeligibility criteriaが厳しいのと(厳密にやると,確かにこうなってしまうのだろうが……),検査薬を使うために11月15日に東京大学に行かなくてはいけないために対象者が100人というのが,推定値の信頼区間の幅が広くなってしまって勿体ない気もする。これとは別に,もっと条件を緩くして,自己申告による妊娠に基づく見かけの受胎確率を年齢別に出すために,ラージサンプルサイズのweb調査もしたらいいのではないかと思うがなあ。
- 直通終バスで帰宅後,ゴミ当番の仕事としてゴミ捨て場を掃除し,朝作ったおかずの残りを温め直してご飯に掛けて晩飯を済ませたら,疲れて眠ってしまった。
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