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2019年2月~3月のラオス健康調査

Copyright (C) Minato NAKAZAWA, 2018. Last Update on 2019年3月7日 (木) at 22:28:27.

【第4日目】 H村3日目には大パーティ(2019年2月26日)

今日も6:15から行動開始。まず朝食を済ませてから健診受付開始。さすがに残りわずかなので村人が来るペースもゆっくりだが,14人が来てくれて,H村の村人ほぼ全員が健診を受けたことになる。

2019年2月26日の昼食

昼飯はタケノコとサヤインゲンの水煮が美味だった。タマネギ入りの卵焼きと餅米をつまんでいるといくらでも食べられる。ラオスに来る前には若干減少傾向にあった体重が増えている気がしてまずいなあ。

式典のテーブルデータ入力を完了しpdfができあがった頃,ムアンゴイから横山さんが到着した。iP100のドライバをいただいてPCにインストールし,95枚の出力を終わらせた時点で15:00近くになり,パーティが始まる直前であった。調査補助員の2人に,結果付き写真の見方を説明し,説明しながら本人に配るように頼んだら,パーティ始めの式典のために村人が集まってきていたので,式典が終わってから効率よく配ってくれたようだ。

式典は塔のような形の飾りの周りに食べ物を並べ,さらに白い糸の束をたくさん並べた円卓を囲むように座って始まった。ラオス語で語られるので何を言っているかわからないのだが,村長や祭事を仕切る係の人らが厳かに何かを語った後,我々の側も横山さんが代表で挨拶した。横山さんも西本さんもラオスでの調査が長く,ラオス語会話は非常に流暢なのだが,こういう儀式の場で使われる言葉は特殊な敬語なので,横山さんをもってしても大変しゃべりにくいということであった。

その後の順番はよく覚えていないが,テーブル上の食べ物をつまんだり,ラオラオを飲んだり,何やら唱えながら白い糸を両手首に巻かれてみたり(ミサンガのように),日本語でも英語でも良いということだったので自分でも「スカパープ,ケンヘーン(どちらも健康を意味する言葉),あなたの健康をお祈りします」などと唱えながら周りの人の手首に白い糸を結んでみたりした。テーブル上の食べ物があらかた無くなってから,パーティのメインテーブルに移動した。

パーティのメインテーブル普通のテーブルの上に,テーブルクロス代わりにバナナの葉が敷かれているのが良い感じ。ビアラオという,まあ普通のビールがたくさん並んでいる。村には冷蔵庫はないが,村長が横山さんを迎えにムアンゴイに行った帰りに,クーラーボックスに大量の氷を買い込んできていて,ビールにこの氷を投入して飲むというスタイルなのだった。豚を一頭潰したということで,式典のテーブルにも脂身の部分を角切りにして甘く煮たものが出ていたが,他にも食べきれないんじゃないかと思うほどのご馳走が並んでいた。

テーブルが並んだ広場にPAを含む音響設備が置かれ,進行担当の人と村長がマイクで何やら演説してからパーティが始まった。暫く普通に飲んでいたが,1時間くらい経った頃だろうか,突如としてPAから音楽が流れ出し,村人から誘われて広場で踊ることになった。踊るといっても決まった振り付けがあるわけではないし,フォークダンスか盆踊りのような感じなのだが,大音量で流れるラオスの歌謡曲に乗って,果てしなく踊り続けるのであった。時々休みながらだが,たぶん3時間くらい踊っていたと思う。

メインのパーティがお開きになった後も,ゲストハウスの食堂(ゲストハウスを経営しているのが村長なので,村長の家とも言える)でビールを飲みながら1時間くらい語っていたように思うが,いつ限界に達して部屋に戻ったかはよく覚えていない。日付は変わっていなかったと思うが。

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