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【第76回】 院生の相談とか新入生ガイダンスとか(2019年4月4日)
- 今日は鶏もも肉と野菜炒めを作り,レトルト玄米ご飯を電子レンジ加熱したものと海藻サラダと合わせて朝食後,名谷キャンパスへ出勤。
- 10:00から院生の相談に乗り,昼はカップ麺で済ませて,午後は学部と大学院の新入生ガイダンスに出席。合間にメールの返事を打ったり,講義予定更新作業を進めたり。
- 今日のドラゴンズはロメロ投手が好投し,福田選手と京田選手がホームランを打ち,抑えの鈴木博志投手が2点取られてドキドキしたが何とか代打西川選手をレフトフライに打ち取って勝ちきり,勝率5割復帰。まずはめでたい。
- 外務省が令和はbeautiful harmonyだという説明をするよう海外駐在大使に伝えたという報道が流れている(外務省のサイトにはまだ無い)が,万葉集の「初春令月氣淑風和」にせよ,帰田賦の「仲春令月時和氣清」にせよ,蘭亭序の「天朗氣清惠風和暢」にせよ(万葉集のこの部分が蘭亭序を下敷きにして書かれたのが定説,と書いているtweetsやニュースサイトがいくつかあるが,蘭亭序より帰田賦の方がずっと前に書かれているし,「令月」も合っているから,素人考えではその「定説」が本当か疑問に思う),「和」は調和ではなく,「なごやかな」「やわらいだ」という形容詞として使われているので,英語ではcalmとかrelaxが近いと思う。ただし,(OALDでもLongmanでもそんな意味は出てこないのだが),英辞郎で「和らいだ」を検索するとkickbackという単語が出てくるので,もし「和」をkickbackと訳すならば,「令」の方は「めでたい」「りっぱな」の意味でauspiciousかmagnificentであろうから,英語はauspicious kickbackかmagnificent kickbackとなってしまい,前者なら「喜ばしい袖の下」(たぶん忖度によって袖の下を貰ったらauspiciousな気分になるだろう),後者なら「莫大な袖の下」(五輪誘致やモリカケが想起される)という意味にもとれて大変な皮肉になる気がする。いや,もちろん,そんなマイナーな意味の口語を出す必要はなくて,漢文の意味に忠実な英語を考えたら,auspicious and calmという意味だと説明すれば良いはずだが,ちょっとbeautiful harmonyという英語を当てるのは(アカペラファンとしては嬉しいが)無理があるんじゃないかなあ。
(list)
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