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【第219回】 4コマ講義と院生指導とミーティング(2019年10月10日)
- 5:45起床。朝食をとりながら昨夜の見逃し配信(落合陽一〝人口減少社会〟を考える)を視聴。人口学会のわりとコアなメンバーが揃ってメディアに出たのは初めてではなかろうか。林さんも是川さんも理事会より思い切った発言をしていたような気がする。強制移住の話は,典型的なのはインドネシアのトランスミグラシ政策だろう。逆にエチオピアなどでは定住化政策が行われたりして,そのことがもたらした環境への影響は大きく,人権の話だけにとどまらない。稲葉さんが触れていた地球が支えられる人口についてはJoel E. Cohenの『新「人口論」』農文協やその短縮版論文(How Many People Can the Earth Support? on JSTOR)が基本文献。人口が増える可能性の話については,アフリカの出生率格差とか,"Shall the religious inherit the earth?"の話にも触れたら良かったのではないか。red zoneとしては保全生態学では個体数50を切ると生物集団が存続できないという理論はある(以前やった講義の資料。ヒトの話ではないが,最近の論文だとこれでは,42-320個体がMinimum Viable Population Sizeであると書かれている)。最後の方でしていた話については,昨日ご恵贈いただいた本,比較家族史学会(監修)小島宏・廣嶋清志(編著)『家族研究の最前線④ 人口政策の比較史:せめぎあう家族と行政』日本経済評論社,が参考になると思う。人口政策と人権という話から次回に続くとなって終わったので,林さんが落合さんに日本健康学会のメインシンポジウムを宣伝しておいてくれると良いかも。
- 今日は1限からずっと六甲で講義。5限は院生2人の相談に答えることになっている。
- まあそういうわけで6限まで英語を喋り倒して(5限は日本語だったが)疲れ果てて帰宅。9:00から20:00まで昼休みを除けば休みなしの仕事はきつい。来週は5限も博論の予備審査みたいなもの(正式名称忘れた)なので英語のはずだし集中力も要する。まあ日本語でも英語でも疲れ方に大差はないが。
- プラゴミの袋がなくなっていることに気づいたので,23:30過ぎにLIFEに行って購入。ついでにチルドの野菜シュウマイを買ってきた。朝食用。
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