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【第266回】 講義準備(2019年12月15日)
- 7:30起床。鶏肉野菜炒めを作ってレトルトご飯と合わせて食べてから名谷キャンパスへ出勤。
- 出勤途中と昼食時にKindleで買った川端裕人『太陽ときみの声』『太陽ときみの声 明日の、もっと未来へ』を一気に読了。近々第三作が出て完結する予定ということで読み始めたら止まらなくなってしまった。突然視力を失ったサッカー少年がブラインドサッカーに救われる話。そう短くまとめてしまうと,いろいろ大事な魅力がこぼれ落ちてしまう気がする。リーガ・エスパニョーラの選手として,かつての傑作に出てきた少年が成長した姿を見せてくれるという読者サービスも嬉しい。
- 本屋でパラパラめくったら橋本先生が取材協力されたという文字が目に入ったので衝動買いしてしまった,矢野耕平『男子御三家:麻布・開成・武蔵の真実』文春新書,ISBN 978-4-16-661139-3(Amazon | honto | e-hon)も読了。橋本先生が話される姿が目に浮かぶようで,そこは良かったが,ちょっと取材が甘いかなあ。開成祭を紹介する上で,いまどきクイ研に触れないのはありえないだろう(伊沢君に取材したら喜んで語ってくれただろう)。40年ほど前,ぼくは加須まで行って買ってきた金魚と鯉を手作りの仮設プールに放して,第一日暮里小とか近所の子どもたちに釣り堀を楽しんで貰うという企画(結構大変だった)を釣り同好会でやっていたが,当時からクイ研のイベントは人気があって羨ましかったものだった。運動会についても高1の騎馬戦はなぜか触れられていなかったし,たぶん運動会史上に傷跡となって残っているはずの某大問題にも触れられていなかった(いや,あれは表には出ないか)。アーチやエールについてももっと突っ込んで紹介して欲しいところだった。組責の大事さに触れられていたのは良かったが,我がクラスの組責だったヤツが亦楽会という名の同期会に全然来ないことも思い出してしまった。バスケ部がきつくてやめたけれども練習がぬるいソフトボール部に入って救われたという卒業生の話は,最近でもソフトボール部の合宿に指導に行っているという某後輩に読ませてやりたいと思った(まあ,彼は優しそうだしなあ)。一方,3校それぞれの創立者からの歴史に触れているのは良かった。武蔵の中学での生物の授業に触れられていたが,開成も中1の生物の最初は中庭で植物の観察だったと記憶しているので,たぶん教科書ではなく実物の観察から学ぶことに価値をおくというスタンスはこれら3校には共通しているのではないだろうか。新任の先生に対して洗礼を浴びせるというのもたぶん共通していて,高1のときに数学の非常勤講師をされていた伊藤祐輔先生(たぶん当時は大学院生だったはず)があまりに煽ってこられるので,K君が朝から具合が悪いふりをしていて,血糊まで用意して伊藤先生の授業中に喀血したふりをし,伊藤先生を大いに慌てさせたという悪ふざけは,今でも覚えている。
- 明日の講義資料ができたのが18:00を過ぎていた。
- fmsbパッケージの0.7.0がCRANに載ったというメールが来た。たぶんすぐに統数研ミラーからも利用可能になるだろう。もしzip版をファイルとしてすぐダウンロードしたいならここからダウンロードできる。
- ドラマ「グランメゾン東京」,話の骨格はやっぱりワンピースに近いな。今回はニコ・ロビンが仲間になった感じか。
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