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【第219回】 雨の土曜(2012年12月22日)
- Rの次のバージョン3.0.0では,Windowsの64ビット版バイナリでも,自動的に搭載メモリをフルに使ってくれるようだ。
- 息子の部屋で受験関連の相談を受けつつメール送受信などした土曜日。これから新幹線で神戸に戻る予定。
- 昼を過ぎてしまったので,近所のインドカレー屋で昼飯を食べた。3種類のカレー(チキンバターと野菜と豆にした。辛さは全部ノーマルにしたが指定可能だった)とライスとナンとサラダとマサラ・チャイ(飲み物は他のも選べる)のセットで1,000円という安さにして,とても美味だった。インド人がやっている店のようだった。雨の土曜だからか,このパフォーマンスの良さからしたら信じられないくらいに空いていて,落ち着いて食べることができた。
- 寒い雨の中を四谷駅まで歩き,切符を買おうとしたら,長距離の切符が買えるみどりの窓口が1ヶ所しかないのに驚いた。ともあれ,無事に今日の新大阪までの14:50発のぞみ号と,26日の会議のための新神戸から東京までの7:12発のぞみ号の切符を買い,中央線快速で東京へ。新幹線に乗ってから名古屋の手前までは眠っていたが,そこからコンピュータを起動してWiMAXルータを介してこのページをアップロードしたり,メール送受信したり。Amazonに注文したオーブンレンジとローチェストが佐川急便で不在配達されていたので,佐川急便のWebサービスから19:00以降の再配達依頼を済ませた。便利になったものだ。
- このところ,二畳庵主人/加地伸行『漢文法基礎』講談社学術新書,ISBN 978-4-06-292018-6(Amazon | honto | e-hon)を読んでいた。基礎編は滅法面白かった。ぱらっと目を通した感じだと構文編も面白そうなのだが,その2つに挟まれた助字編のハードルが高い。「以」とか「所」とか,読んでいるとなるほどと思いつつ,深く読まないとわからないので,すらすら読めない。疲れていることもあり,新大阪から神戸まで快速,神戸からひよどり台までバスで帰る間は,鈴木翔(解説 本田由紀)『教室内カースト』光文社新書,ISBN 978-4-334-03719-2(Amazon | honto | e-hon)を読んでいて,ひよどり台に着くのとほぼ同時に読了。「教室内」の上にはスクールというルビが振ってあるので,このタイトルは「スクールカースト」と読む。解説によると,『教室の中で自然発生的に形成される「地位」の上下』を意味する。著者は群馬大学教育学部を卒業し,東京大学大学院教育学研究科の本田由紀さんの研究室に所属する現役大学院生である。本書は修士論文となった研究に肉付けしたもので,神奈川県で行われた1000人以上の中高生を対象にした質問紙調査データと,10人余りの大学生に過去を振り返ってもらったインタビュー調査結果と,小学校から高校までの先生の何人かに対するインタビュー調査結果から,いろいろな推論を展開し,いくつかの提言を行っている。ほぼ単純集計しかしていないので,データからスペキュレーションする論理が弱く,観念的な解釈になっている部分はあるが,パイロットスタディということだし今後の展開に期待したい。本書からぼくが最も強く感じたことは,こうして教師まで含めた誰もが共同で支える,群れの中のランキングの固定化が,全体の半分近い「下位層」にとって,自分でモノを考えずに「上位」グループの言うことに従っていればいいから,ある意味「居心地がいい」と感じてしまう構造,そうした空気の醸成が,実は学校を卒業した後もずっと続いていて,自民党からB層扱いされる人々のソースとなっているのではないかということだった。インタビューに答えている教師たちが,スクールカーストを見抜いて利用することが教員の能力として必要といった発言をしているが,まったくダメだと思う。裏を返せば自分に指導力が足りないことを白状しているのに等しい。以上,ちょっと粗い感想なので,時間があったらちゃんと書評を書きたいところだが,とりあえずメモ。
- 21:00直前にオーブンレンジとローチェスト到着。ローチェストの部品が多く,組み立てに2時間近くかかった。電子レンジは想像以上に大きかったので,台を用意しないと設置できない。明日カインズホームで買うことにしよう。
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