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【第246回】 神戸へ戻って会議とか(2013年1月23日)
- 朝,特急しなの号に乗って名古屋へ。保坂展人『闘う区長』集英社新書,ISBN 978-4-08-720667-8(Amazon | honto | e-hon)を読了。自己アピールが強いのは政治家だから仕方ないか。でも,目からウロコな記述もいくつもあって,読む価値はあった。1つだけ,取り上げた意図がわからなかったのは,上野村の揚水発電所のところ。揚水発電所は出力調節が難しい原発の夜間余剰電力のバッファとしてのみ意味があり,発電コストはきわめて高いので,どうしてこの文脈で出てきたのかが理解できなかった。
- 名古屋で久々に中スポを買い,新幹線で新神戸へ。守道節は相変わらず。
- 研究室で昼食後,WER-Jの引き継ぎ会議。こうやって仕事が増えていく。
- 月刊トレーニングジャーナルの2月号をご恵贈いただいた。いつもありがとうございます>Aさん。特集は成長期のトレーニングということで,1月号に引き続き筑駒の体育の先生が登場。今回は「中高一貫校における実践的姿勢教育」と題した投稿であった。たしかに中高一貫校であるからこそ,毎年静止立位姿勢の写真を撮って変化をみること,しかもそれを生徒自身に分析させることは,「主体的問題解決能力」の涵養に役立つのであろう。そういえば,『弱くても勝てます』で開成高校硬式野球部の青木監督が生徒に求めるのも,この「主体的問題解決能力」だったな。なお,この記事の主旨からすれば,表2からの統計解析の展開は,姿勢改善上位群と下位群の間で主体的問題解決能力の下位項目間で有意差検定を実施という方向ではなく(ほとんど有意だったというのは表2から当然予測できることで,情報量としてはあまり意味が無い),角度変化と背筋力との相関をみるとか,表2のそれぞれの項目について相関係数だけではなく散布図を呈示してくれるとかいった展開をして欲しかった。そこだけ少し残念だが,全体としては興味深い記事だった。
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