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書評

最終更新:2019年2月13日(水)


旧書評掲示板保存ファイル/書評:『何もなくて豊かな島』

書名出版社
何もなくて豊かな島新潮文庫
著者出版年
崎山克彦1998(単行書は1995)



Apr 16 (fri), 1999, 20:35

中澤 <k1-1.humeco.m.u-tokyo.ac.jp> website

著者は,フィリピンはセブ島の沖合いに浮かぶ小島,カオハガン島を買い取って住んでいる。本書は,そこを買い取るに至った経緯や,住み始めてから島民とともに経験するいろいろな出来事,そして島の行く末に馳せる思い,といったことが書かれたものである。

「何もなくて豊か」という表現を通して著者がいいたいことはよくわかるけれど,「カオハガン島クラブ」の入会金100万円とかいうと,なんか違うんじゃないかという気がしないでもない。ヒトの生活,南北問題など考える材料になるので,読んで判断して欲しい。


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