最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
何もなくて豊かな島 | 新潮文庫 |
著者 | 出版年 |
崎山克彦 | 1998(単行書は1995) |
中澤 <k1-1.humeco.m.u-tokyo.ac.jp> website
著者は,フィリピンはセブ島の沖合いに浮かぶ小島,カオハガン島を買い取って住んでいる。本書は,そこを買い取るに至った経緯や,住み始めてから島民とともに経験するいろいろな出来事,そして島の行く末に馳せる思い,といったことが書かれたものである。
「何もなくて豊か」という表現を通して著者がいいたいことはよくわかるけれど,「カオハガン島クラブ」の入会金100万円とかいうと,なんか違うんじゃないかという気がしないでもない。ヒトの生活,南北問題など考える材料になるので,読んで判断して欲しい。