最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
君について行こう(上・下) | 講談社+α文庫 |
著者 | 出版年 |
向井万起男 | 1998(単行書は1995年) |
中澤 <k1-1.humeco.m.u-tokyo.ac.jp> website
宇宙飛行士,向井千秋さんの伴侶にして,慶応大学医学部病理学の助教授でもある著者が,千秋さんとの出会いから,宇宙飛行に成功するまでを描いた体験談の文庫落ち。上下2冊組なので持ち歩きやすい厚さである。上巻には「女房は宇宙をめざす」,下巻には「女房と宇宙飛行士たち」というサブタイトルがついているが,まさにその通りの内容。
各々のエピソードとそれを彩る教養という点から内容的に面白いのはもちろん,ちょっと悪ぶったというか,照れまくりながらも正直な語り口が面白い。宇宙飛行士たちの無邪気さと途方もないパワーというのは,ペンシルヴェニア州立大学で出会った一流の研究者たち(http://minato.sip21c.org/zaigai.htmlを参照)の無邪気さに共通するものを感じた。
中澤 <k1-1.humeco.m.u-tokyo.ac.jp> website
書き忘れたので追記。
●税別680円(上),740円(下),ISBN 4-06-256277-4(Amazon | honto)(上),4-06-256278-2(下)