最終更新:2019年2月13日(水)
書名 | 出版社 |
個人/個人を越えるもの | 岩波書店 |
著者 | 出版年 |
花崎皋平 | 1996 |
徒然三十郎 <tkyo4034.ppp.infoweb.ne.jp>
「21世紀問題群ブックス」の④です。
まえがきもあとがきもなく、「個人」にかこつけられたとりとめのない話題-主に他人の著作の紹介-がたらたらと続きます。もうひとつのキーワード「個人を越えるもの」に対する著者のスタンスは、要するに、国家はけしからん、「天」やら何やらが好ましい、というものです。著者は市民運動家ですからね。ソ連も崩壊したことですし。
著者はフェミニズムに賛成なのですが、軍隊における女性の職場進出には反対しています。軍隊が「富める者の財産を護」るから、というのがその理由のようです。大企業における女性の職場進出はどうなんだ?とか自問しないのですかねえ。